森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

チェンソーアート練習場の建設

2007-02-10 00:48:14 | ドーデモ体験談

今日は、朝から吉野に行って、泊まり掛けでチェンソーアート練習場を作ることになっている。そこは携帯電話も使えないので、ブログへの書き込みは無理だ。

これまで使っていたのは、吉野山の近くのヘリポート。だから自由に使えるわけではないし、何よりサクラのシーズンは大変な渋滞となるため、チェンソーアートのためにたどり着くのが難しくなる。そのため自前の常設練習場を作ることになったのだ。

とくに今日から行うのは屋根づくりである。雨天でも練習可能にするためだ。

というのも、我々の事業はスクールであり、参加者は生徒であるとともにお客様。雨だから延期します、では済まない。何ヶ月も前から予定を組んでいる人もいるのだから。いわば練習空間の安定供給のための措置だ。

日本林業の最大の欠点は、木材を安定供給できなかったことだと考えている。今月は丸太100本出すけど、来月はゼロ、なんてことでは顧客の要望に応えられない。経営学的に言えば、チャンスロス、あるべき販売機会の喪失である。これは赤字に計上すべきだ。それが外材へ逃げられた原因である。
そこでチェンソーアート事業に置いても安定供給は、重要なテーマだ。会員制の倶楽部・愛好会ならば、雨天延期も仲間内の話で済むが、スクールはお客様を落胆させては成り立ちません。

ちなみに電話を引く予定なのは安全管理のためだが、同じ理屈である。事業には事業としての最低限の装置を用意しなければならない。

とはいえ、私に大工仕事ができるの? 何、ほかのみんなは強者だからさあ(笑)


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2 コメント

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チェーンソーアート 北国版 (あがたし)
2007-02-10 14:14:33
先日日山協の行事で北海道に行ったら,ちょうど札幌雪祭りの直前.すすきのでは氷のブロック(これがまたなんとも妖しい青色を呈していて実によろしい)を積み上げてそれに彫刻をしているさいちゅうでした.

そして,その彫刻手段とは,ずばりチェーンソー(電動でしたけど).これは田中さんがみたら喜びそうだと思ってしまったものです.

ところで,氷の場合には雪にラフスケッチをペイントしてから削っている人もいましたけど(すくなくとも私がみたときにはこれは少数派のように見受けられましたが),木の場合はどうなんでしょうか?木自体に何か書いてから削るものなのでしょうか,あるいはいきなり初見で削り始める?

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氷彫刻とチェンソー (田中淳夫)
2007-02-12 10:00:30
チェンソーアートの素材は、一般には木材ですが、一部には氷も使われています。やはり早く削るには、これが一番なんでしょう。寒いし(^^;)。

素材にラフスケッチをするかしないかは、カーバーによりますが、皆さん、事前にデザイン考えて、イメージトレーニングして、と大変なようです。
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