ものすごい経済を思いついた。
林業が不振なのは、木材の価値が高まらないからである。木材の価値を付けるのは、経済である。経済を動かすのは、通貨である。通貨の価値は、現在は変動相場制である。だが、つい最近までは金や銀で裏打ちした兌換制度だった。
ならば……木材の価値を(不換)通貨で語るのではなく、木材を通貨にすればよいのではないか。木材の量で通貨発行量を決める。通貨は木材と交換できる。コインは木製にして、紙幣は兌換木券だ。
これぞ、木本位制度。通貨制度を変動相場制でも金本位制でもなく、木本位制にするのだ。
こうなれば、木材を生産すれはするほど、出荷すればするほど、金回りがよくなる。木を多く使った家は金持ちだし、木を植えたら財産が増える。国際貿易も、木材で決済する。金(木)持ち国は、二酸化炭素の固定にも貢献したことになる。
森林大国ほど豊かな国だという証明になるのだ。えっ? 砂漠の国は、砂本位制でも石油本位制でも敷いてくれ。
日本は、森林が豊富な国と計らって、この木本位制を実現してほしいのたが、一朝一夕にはなるまい。まあ、時間がかかれば、木は生長して財産が増える(^o^)。
が、その前に、とりあえず地域通貨で試してみるのはどうだろう。
各地に地域通貨が誕生しているが、これが十分に流通しないのは、不換通貨だからである。通貨は信用が第一だが、政府が保証しない地域通貨は、価値を裏打ちできない。しかし木本位制の地域通貨なら、いつでも木と交換できる。これなら価値の保証が可能だ。貯まれば家を建てることができるかもしれない。
その代わり林業家や製材所は、銀行業務をしてもらう。木通貨による証券市場や為替市場も必要かもしれない。
重要なのは、木本位制の元では、二種類の通貨(銀行券)が出回ることだ。生きた樹木による兌換生木券と、伐採して貯木してある兌換材木券である。生木券は、年々太って利子を生むが、材木券は加工して付加価値を付けることができる。
この木本位制に賛同する国民は、どちらかを選んでマネーチェンジする。利子を得ることを狙うか、加工後の価値の増加を信じるか。木銀行家となった業者は、この預けられた資金(発行した銀行券)をどのように運用するか頭を絞る。さらに生木券と材木券の交換レートを発表して、利ざやを稼ぐ。これも才覚次第だ。
この生木券を大量に取得したら、立木トラスト的に森林オーナーになることもできる。
材木券は、この券を求める人(木材を必要とする人)を探して来ることによって、円(日本の不換通貨)と交換して利益を上げられる。中国の元と交換してもよい。
いやあ、新しい経済理論と金融政策が次々と浮かぶなあ
最後に狙うのは、木本位制国家の設立だ。


人類生命のために森林を育てる。
チップボイラーで沸かしている風呂の入浴料を丸太で支払ってもうという発想でした。
伐り捨て間伐木搬出ボランティア(「山の担ぎ屋?」)が搬出した丸太で入浴したり町内の産物が買えたりすることも。
コイン精米所のようなペレット製造所があって丸太を持ち込んでペレットにしてもらい、できたペレットの一部を精米賃ならぬ精ペレット賃をして支払うというアイディアも。
「空気貿易論」と言う本のなかでは一歩進んで二酸化炭素本位制が提案されています。
https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4380963063/qid%3D1118719769/250-2601031-6609851
http://blog.goo.ne.jp/kato-toshiharu/e/7cfbedd11e76e559caaaf9b74895c8ab
そうなると円を媒介にしての取引自体、コスト高と
なってしまいます。
とりわけ小額で日常生活に関わるものに関しては
なおさら。
そこで江戸時代など振り返ってみると、小判(金貨)
の下に銀、銭そして別枠として「米」が通貨の代わり
をなしていました。
通貨としての要件として「保存性」と「運搬性」
そして「希少性」が挙げられるようです。
つまり、その辺にある石ころではどこにでもあり
その代替価値の保証になりえないということです。
米は歴史的にそれが可能であることは証明されて
います。木についての可能性についてはしっかり
と検討する余地は在りますが、仮に米が地域通貨
として復活するようなことになれば、産業構造
が大きく変化していくと予想されます。
先日は書籍を送っていただきありがとうございました。
一冊一冊コメントさせていただきたいと思って
おりましたが時間がなかなか割けない状態です。
しかし、様々な示唆とヒントの宝庫であったことに
この場をお借りしてお礼申し上げます。
木だけでなく、米本位制も当然考えられます。
そもそも金や銀など偏った地域にしか産しないものや、変動相場制のようにマネーゲームに陥るものでなく、努力が報われる農林作物の方が通貨単位にはマットウでしょう。
林班図・地形図・地質図・過去の気象記録・現地踏査などなどをもとに,さらにモンテカルロでVaRを計算しながら,どの森をどれくらい持てば(ポートフォリオ)ベネフィットを最大化できるか考えるというのは,仕事としては大変だろうけど,でも面白そうだなぁ.
木材はかさばるから、現物を通貨などとして持ち歩けないから、木製の証券に変えて取引するのが現実的ですね。
証券化は、木材取引にも非常に有益です。今のように所有者が川上から川下まで変わるたびに移動させる手間とマージンがかかるのではなく、山主と消費者(施主など)が直接取引して、その間を証券化した木材として動かせばいい。
単位は何がいいかな。1立米を1木霊(こだま)にするとか。
一見、「不換性が高い」という商品を通貨の根拠とする、アイデア、楽しく拝読しました。
通貨流通量の急激な変更で経済活動をコントロールする、という試みが、タンス預金という思わぬ形で躓いた今、
「木の生育」というゆっくり着実な増加を信用の根拠とするのは、
穏やかな経済発展へと結びつきそうに思います。
物価の安定化のために、計画的な植林を、
と日銀がよびかけるなど、面白い状況が起きそうです。
(あれ、日銀は存在するのでしょうか)
木本位制は不可能じゃないと思いますね。もともと貨幣とは、別の物質の価値を代行するものなのだから、木材や森林に価値がある限り、可能です。
いっそ「森林本位制」を作るのも面白いかも。