森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

クヌギの萌芽

2006-06-15 16:22:34 | ドーデモ体験談

冬に庭に生えていたクヌギを伐採したことは、このプログでも報告したが、5月ごろから萌芽がよく伸びだした。

 

萌芽が出るというのは、クヌギという木の大きな武器だ。伐採されても再生しやすいからだ。おかげで薪炭林の多くが循環型の雑木林を築けた。
ただし、あまり老木になると出ないというから、何年で伐るかが重要だ。今の雑木林は、放置されて30年以上たつものも多いから、今クヌギやコナラなどを伐採しても萌芽が出ない可能性が高い。となると、ドングリから育つことに期待しないといけないだろう。

 

 我が家のクヌギは、まだ若かった。これだけ萌芽が出たのは、元気のある証拠だろう。ただし、このままだと藪になってしまい太い幹が育ちづらいので、萌芽の多くをむしり取った。1本だけ育てばいい。
伐った幹は、現在両親のところで、椎茸の原木となっている。庭で雑木林の循環を体験するのが狙いだが、今のところうまくいっている。