森林ジャーナリストの裏ブログ

表ブログに書けない、書く必要もないドーデモ話をつらつらと。

「緑の雇用」予算が復活

2005-12-26 23:59:15 | 政策・行政関係

来年度予算から一度は消え去った「緑の雇用担い手対策事業」の予算が大臣折衝で復活したそうだ。67億円である。

これで多少は延命したが、いつまでも続かないのは想像できる。
むしろこの数年間の猶予のうちに、すでに雇用した人に仕事を自前で作る算段をしておかなくてはならなかったはず。だが、何もせずに補助金を食っていただけで終わらせたところが多いのではないか。

事実、各地の森林組合で首切りが始まっているそうだ。正雇用を臨時雇用に落としたりもする。しかし、本気で仕事を作る努力はしたのかなあ、と思う。じっと仕事が来るのを待っていたのではないか。そして補助金の枠内でしか仕事をしなかったのではないか。
いっそのこと、緑の雇用の都会の人を、営業に出したらどうだろう。得意な人材もいるのではないか。森林所有者に見積もりを出して、整備を勧める。地球環境問題から国産材を使う愛国心、そして地域の文化を守る栄誉まで営業トークを駆使して、山仕事を発注してもらう。意外と安くできるのですよ。こんなに荒れた山が、たった○○円で、ほらこんなに美しくなる! とビフォーアフターの写真を示す。案外、仕事がどんどん取れそうな気がしてきた(笑)。

田舎暮らしを求めて山村にやって来て、林業職に就く人は、山仕事をせずに、町に営業に出されたら反発するかな。