忙しすぎて、脳みそがかすかすになってしまっている感じがしたので、
久しぶりに本を読みました。
狗飼恭子、さん。
古本屋さんで105円でした。
今まで何となくその人の作品は敬遠していたんですけど、
ちょうどその時自分が欲していたものにマッチした感じで、よかったです。
『冷蔵庫を壊す』(幻冬舍文庫)
小学生の恋心を描いているんですが、
読んでいると思い出しました、自分の子供の頃。
小さい頃の自分は、子供であることが恥ずかしくて歯がゆくて、
とにかく早く大きくなりたいと考えていたことを覚えています。
例えば、変な模様の服を着なきゃいけないことだとか
変な自転車に乗らなきゃいけないことだとか
習い事をさせられることだとか(以上は親の趣味の問題)
夏休みなのに平日は毎日ラジオ体操とプールと
ドッジボールとトランペットの練習をしなきゃいけなかったことだとか。
(ハードな小学校でした)
ああ、あと、どこへいくにも、大人が一緒じゃなきゃいけないこともいやだった。これもなぜか恥ずかしかった。
大きくなって、自分でいろんなことが決められるようになって
つくづくよかったと思います。