コヨイノサンブン

日記のような、私信のようなもの。あるいは、記憶の記録。

最近の出来事。

2005-06-15 23:33:48 | diary

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友達が近所に家を建てたので遊びに行ってきました。
同期で都内で家。そして近日中に第2子が生まれるらしい。

人生を進むスピードというものがあるなら、
わたしは随分ゆっくり進んでいるなぁと思いました。

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最近やっと、新しい会社の人々になじんできました。
週に1~2日しか通わないので、時間がかかったような気がします。
基本的に個人で完結する業務だけど、やっぱりお話できる人がいるのは良いですね。

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なぜかちょっとだけ痩せました。わーい。

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あまり新聞て読まないけど。

2005-06-15 10:15:46 | book&magazine

最近気になる読み物は「THE NIKKEI MAGAZINE」です。知ってる人も多いかと思います。
日経新聞の第2部で、時々新聞に付いてくるのです。

(といっても、我が家は日経ではないので、
日経を取っている知り合いに見せてもらったり、貰ったりしているのですが)

新聞とは別に、雑誌的な情報が載っている箸休め読み物といったところでしょうか。この点では「朝日」にとっての「be」と似た位置づけなんでしょうけど、もっとぐっと雑誌的。
タイトルを見なければ、新聞の付録(?)だとは分からないくらい完成度が高く、完結しているのです。

何しろデザインも写真も、くらくらするほど格好いいのです。絶妙。
B4オールカラー32ページ。少しざらりとする紙を使っているにも関わらず、写真の発色やシャープさは鮮明。
余白をたっぷりと持たせた洗練されたレイアウト。クールなんだけど、どこかかわいい。一環して爽やかなイメージのアートディレクション。広告すら、本編のデザインを邪魔しないようセレクトされている感じです。

そして記事もけっこうツボです。
2号から始まった「ニッポンドック ~再生する風景~」は、失われつつある日本の原風景を紹介するシリーズ。
原風景がいかに健全に残っているかで国の「健康」を検診する、というユニークな視点の特集です。
ここでは阿蘇の野焼きと、宮城で行われている有機栽培の水田を紹介しているのですが、
とき色に染まった青空や霞む水田風景の美しい写真には、ため息。
地の紙の色と写真とのバランスがすごく良くて、眺めているだけでも感動してしまいます。
視覚的なメッセージと本文のメッセージが一致していて、すごく訴える力が高いと思いました。

明治期の建築家を紹介する記事もあるのですが、ページ全体に広がる写真は圧巻。
固い建築写真とは違う斬新な構図には、息を飲むほど。
写真って芸術作品なんだなぁ、などと感じてしまうほどでした。ああ、こういう写真家と仕事がしたい。(クレジットを見ると、写真はほとんど日経の写真部の方が撮ってるみたいですね。すごいなぁ)

といった、迫力あるページもある一方で、料理や食材の記事ではかわいらしい見せ方もあり。誌面全体でバランスが取れている感じがしました。

でも、2号の編集後記を読むと、字が小さくて読みづらいだとか、記事が独りよがりだとか、かなりキツい意見が読者からあったようで。
確かによく考えると新聞て、他の雑誌などに比べて読者層がひときわ広いですよね。
様々な人に読んでもらえるというのは幸せなことでもある一方、作るのはとても難しいんだろうな、などと想像してしまいました。

とにかく、次号が楽しみです。
私が見たことがあるのが、3月発行の創刊号と4月発行の2号まで。
3号以降はどうやって入手したらいいんだろう~。