創作日記

 青磁作品を中心に創作しています。
  陶芸作品が出来るまでの過程を、
   日常の暮らしを通して紹介しています。

チャリティーコンサート

2008年06月15日 | 日記

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   創立120周年記念

   チャリティコンサート

梅雨入り前、爽やかな初夏の風が渡る日曜午後、
カトリック金沢教会でコンサートが行われた。

今日のチャリティーコンサートは120周年を記念して催しされた。
私がカトリック教会と関わり始めたのは37年前、カトリック金沢教会創立83年のことであった。
83年~120年、無事に、しかもアッと言う間に今日まで来れたと心からありがたく思う。

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   平松智子・マリンバソロ

オープニングは智子ちゃんの演奏から。
優しいタッチで、グレ二ーの 小さな祈り が木の葉のささやきにも似た、
かつ大地の荘厳な響きまでも加わって、満員の聴衆の心をそっと深く包みこんでくれた。

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   平松智子・マリンバ

   長野良子・ピアノ

いつもミサ曲の練習、教会式典の時にしか行かない私、
智子ちゃんと気安く声かけをしていたが、今日の智子ちゃんはとても気高く見えた。
彼女の思いが込められたトレモロが、癒しの、和みの世界へといざなってくれた。

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   高田剛志・チェロ

   高田真生・ピアノ

聴き親しんだ曲目を演奏してくださった高田さん。

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   鳥の歌

全5曲の4番目、鳥の歌 が静かに響き渡った。 哀愁にも似た、なんとも物悲しい旋律である。
この曲を聴けば、誰もが自身の琴線を揺さぶられてしまう。
平和を祈り奏で続けた パブロ・カザルス の姿が浮かんだ。

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   江原千絵・ヴァイオリン

   越川さゆり・ピアノ

オーケストラ・アンサンブル金沢の第2ヴァイオリン首席奏者の江原さん、
そして同じくオーケストラ・アンサンブル金沢など、多数共演をされていられる越川さん。
越川さんは今年2月24日、お嬢さんとデュオ・コンサートを催しされた。
江原さんの弦と弓が織り成す繊細なメロディーを、そっと包み込むように伴奏される姿に、
当時の事がよみがえった。

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   山崎伸代・パイプオルガン

エリザベト音大でパイプオルガンを勉強され、現在、カトリック金沢教会オルガ二スト。
私は教会の何かの行事や式典の時、ミサ曲のお手伝いでお会いするだけだが、
今日はコンサートの始まりから終演まで、パイプオルガンの横にいて堪能させてもらった。

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   パイプオルガンの演奏

会場席では決して分からない事だが、うなりにも似た低音の響き、
目にも止まらない位の指の動き、そして低音の鍵盤の上を当たり前のようにすべる足さばき。
低音を担当する、この足の動きの事を正確には何と言うのだろう。
年末のクリスマスの時、このパイプオルガンのパイプの総数は 1553本と教えて頂いた。
今日もさまざまな音色の響きを送りだしているが、すべてのパイプを使われたかどうか?

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   アルマンド・ビアジニ神父

アルマンド神父は74歳。 えっ、もうそんなお歳になったのか?
アルマンド神父と初めて会ったのは35年前、ということは私も歳を重ねていることになる。
彼の歌声を聴いた当時は本当にビックリした。 オペラ歌手かと思う程の迫力だった。

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   アルマンド・ビアジニ神父

   山崎伸代・パイプオルガン

今日まで親交を深めて下さった神父、若かった頃カルテットでよく一緒に歌った。
私の音楽好きをとても理解し、教会の式典に歌うミサ曲などにいつも声をかけて下さる。
アンコール曲を含めて7曲歌われ、曲が終わるたび、どうだったとアイコンタクトをしてくる。
OK!とオルガンの横からサインを送る。 そして堂々とタップリと聴衆を魅了して下さった。

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   出演者の皆さん

120周年を記念した、チャリティーコンサートも無事に終了した。
演奏者、皆さんの日々の研鑽の賜物で、こうして素晴らしい音楽を聴かせていただけること、
心より幸せに思いました。
それぞれの方のそれぞれの道程。 私も皆様方に感銘を受けていただけるように、
心こめて作品を創っていこうと思いつつ、傾きかけた夕日を受けて家路につきました。


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