IRONING番長 ~second season~

日本製カットソーメーカー フルヘッド安達のブログです
仕事の事や趣味のエクストリームアイロニングについて
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規制は必要。

2013-12-19 19:18:09 | Weblog
先日、Tシャツの見積もり依頼が来ました。
中国生産、もしくは中国製の「アリBody」を使ってるイベント屋さんからの依頼です。
「アリBody」について説明しますとTシャツ等を中国で作って
国内に大量ストックして販売している業者さんの扱っている商品の事です。
カタログに様々な商品が載っていて1枚から購入可能。
皆さん、知らないと思いますが有名なセレクトショップやらチェーン店やらも
このTシャツにプリントして衿ネームを付けて販売してます。
Tシャツ1枚約300円位で売ってくれます。それにプリントして何千円で売ってるんです。
あと、チェーン店の居酒屋のTシャツなんかもほとんどそれです。
制服のTシャツは良いと思うんですが、有名アパレル会社やショップは如何なものか?
としか思いませんね。でもみ~んな使ってますよ!
以前にも書きました原産国偽装Tシャツも、このアリBodyを仕入れて「日本製」って
やる訳。3行程日本で踏めば「日本製」だって言い張って。
3行程の内訳は1.プリント 2.衿ネーム付け 3.タタミ です。
バカじゃねーの?としか思いません。まだ「中国製」って書いて堂々と売ってる
有名セレクトショプ達の方がマトモです。
アリBodyにプリントして数千円で売ってる時点で本当はマトモじゃないけど。

思いっきり話が逸れましたが、そのイベント屋さんが日本製の弊社のTシャツと
中国で作ってるTシャツと値段が一緒だと言うんです。
それなら是非、弊社でお願いしますよ!って感じで話をしていたら
「プリント」入れても中国製はたいして値段が変わらないって言うんです。

…? 何じゃそりゃ??

凄いですよね。意味が分かりませんでした。
結局、仕事は来ませんでしたが良かったって思ってます。
依頼する人も製品がどうやって出来るのか考えてくれないと困ります。

今、中国製も高いからってベトナム、ミャンマー等が増えてます。
こんな事、いつまで続けるんだろうって。
強欲なこの世界はいつ終わるんだろうって真剣に考えます。

衣類に限らず、「ファスト」って何か聞こえの良い言葉でやりたい放題の世界。
何が「ファストファション」「ファストフード」だってしか思いませんね。
牛丼のすき屋ってのが牛丼1杯 240円にするんだって言ってましたね。
この会社は「うな丼」もやりますよね?
うなぎはもう、取れないらしいですよね。でもこいつらには関係無いんでしょう。

消費者が少し賢くならないと、本当にヤバいと思います。
結論ですが、「規制」が必要な時なんだと痛感です。

安倍政権は強欲が支配する世界にまっしぐらですね。残念です。
何が「瑞穂の国」だって思います。お前だけは言うなと。

「TPP」はさらなる「規制緩和」てか規制無し。
逆ですよ、『逆」です!!
今、必要なのは「規制」って強く思います。

来年は少し良い方向に向かって欲しいと思いながら
『Keep the iron hot」で。


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