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日本の安全保障法制、危険な方向へ。私はこの事態を危惧します。

2015-05-16 17:20:00 | 社会
こんにちは。

5月14日夕、内閣は臨時閣議で、日本の安全保障法制の関連11法案を閣議決定しました。
そして、15日に国会に提出しました。

社民党の福島瑞穂氏が、「戦争法案だ」と言ったら首相サイドは反発したようですが、
でも、はっきり言って、戦争法案じゃないか・・と私は思うのですよね。

私はこのブログで、3月15日、
安倍政権のやり方で突き進めば、70有余年の戦争で亡くなった人が浮かばれない。日本国憲法を読もう。
という記事を書いたのですが、
それから2ヶ月、ここまで来るのにかなりの猛スピードです。
といっても、その前から、ずっと前から、ですね・・・
じわじわと、ここまで来るのを国民が政府に許してきた、と言った方が正確かな。


新聞記事の切抜きです。
5月14日付朝日新聞。今日、閣議決定するというニュース。


15日付山梨日日新聞。
政府が14日の臨時閣議で、安全保障法案11法案を決定した、というニュース。


下は、15日付山梨日日新聞3面。
閣議決定の後、安倍首相が35分間の記者会見をしましたが、その中で、
「平和」という言葉を30回以上使った、という記事内容です。
首相の言葉を一部抜粋。
「70年前、日本人は一つの誓いを立てました。もう二度と戦争の惨禍を繰り返してはいけない」。法整備の意義を「日本と世界の平和と安全を確かなものにするため」と訴えた。



これは、安全保障法制の全法案。14日付朝日新聞の切り抜きから。


これだけたくさんあると、これらをどのように改正するのか、個々に調べていかないと、詳しくは分かりません。
もちろん、ざっとだけでも分かった方がいいのですが。

かなり、ざっとではありますが、日経新聞webから画像。

ちょっと小さくなってしまった(直す方法が分からなくてそのまま…)

こちらは、15日付山梨日日新聞2面より。
自衛隊活動5分野の「拡大内容」が重要です。
禁止→可能。限定→容認。こういう流れへ。



そして、一つ上の11法案条項で「新法案」(恒久法案、となっていますね)ですが、
それが「国際平和支援法案」です。
「平和支援」というと聞こえが良いのですが、
14日の臨時閣議では、「集団的自衛権の行使容認」も含まれています。
これらを国会に提出して審議し、本会議で議決をとり、過半数を超えれば可決ということになり、
憲法9条があっても、自衛隊を戦地(紛争地)に派遣できるということになってしまいます。
(※2015年4月5日現在の、衆参の議席配分(Yahoo!みんなの政治より)
国会の本会議では、与党に押し切られる可能性が大きいです。


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ちょっと話は変わって・・・

今日のような記事内容(安倍内閣の安全保障法制改変に反対することや危険を感じると表明すること)のようなことは、ツイッターやフェイスブック等のSNSでも、話題になっています。
ただ、
「天下国家を論ずるよりも、おカネがなさ過ぎて日々の生活に困窮している。そっちを何とかしてくれ」
という意見があるのも事実です。
そして、まったく、自分とは関係ないと思っている人もいる。
しかし私は、「なぜ無関心なのか」と、そういう人たちを責める気にはなれません。
自分がそういう気持ちになったら、そちら(無関心を責める)にエネルギーを取られてしまう。

世界の紛争地帯に自衛隊を送るということは、それだけお金もかかります。
そうすると、消費税(2017年4月から10%に上げられることが決まっています)は本当に福祉に使われるのか、
疑ってしまいます。
税金を他の国の戦争に使って、自国民は生活保護が受けられず餓死とか、育児ノイローゼで心中とか介護殺人とか、
そんな思いをしたくない、ということでもあります。

とにかく、小さな場でも、今こんな動きがあり、私はとても憂慮している、
それだけでも伝えたいです。



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