湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

テーマから何を妄想する?

2017-10-03 11:05:00 | 
昨日は湘南文芸10月の定例合評会でした。10月の臨時合評会はありません。次回は11月6日(月)14時~で、テーマは「個」「演じる」。締切は11月3日(金)です。
昨日俎上に載せた作品のテーマのひとつ「壁」について、こんなことを語り合いました。
E 普通は超えるべきハードルか囲まれて守られるイメージを連想するけれど、Sさんのしゃべる壁というユニークな発想には意表をつかれました。
S 一般的な概念を逆説的に捉えました。自由の中の不自由を擬人法で表現したいと考えていたところに、Eさんがご家族についておっしゃったことがモチーフとして結びついて、できたんですよ。
私のもう一つの壁の詩は、動物には壁は鬱陶しいものではないかという発想で書き出しました。
A 壁のない部屋が子供心に楽しかったという私の詩の一節とちょっと通じるかもしれません。
T その部分を膨らませればよかったのに。
A 確かに。もう1編の「壁と柱」も不評でしたが、自分の中では最終連の「壁を越えた歌声」がいちばん大事な事柄でした。1987年にスピーカーの1/4を東ベルリンに向けてベルリンの壁の前で行なわれたデヴィッド・ボウイのコンサートのことなんですけどね。
T それで思い出した! うえのドイツ文化村で本物のベルリンの壁が展示されているのを見たことがあります。西ベルリン側は落書きだらけで東ベルリン側は厳しく監視されていたのできれいなんです。そのことを詩にすればよかった。
A 今日の話をきっかけにまだ壁の詩ができそうですね。私はSさんを見習って壁の立場になって妄想してみようと思います。


↑小泉八雲記念公園(東京都新宿区)の壁

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