湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

揺れるの詩パート2

2016-02-16 01:59:02 | オリジナル
共通テーマ「揺れる」でTが書いた詩を投稿します。

 F分の1ゆらぎ

いい人をやっていて疲れた
一抜けたあ!
声を出さずに言って
嫌気玉を口に放り込み
電車に乗る
空いている席に座り目をつぶる
私の中の深いところへ落ちていく思い
シトン シトーン
振動が伝わると
落ちていった玉も揺れて
次第に溶けていく
急に眠りがやってきた
気付くと随分遠くまで来ている
抜けていた時間と距離を
見定めると
少し上向き!
帰りの電車に乗り込む

朱い陽が座席の奥まで射し込んで
軽くなった一日が暮れていく

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 逗子でSUPヨガ | トップ | マツコの知らない…ミニチュア... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オリジナル」カテゴリの最新記事