年始の福袋じゃないけど、昨年末逗子市立図書館で借りた本のお楽しみ袋の話。
貸出冊数の他に1袋テーマを選んで借り出せて、帰って開けてからのお楽しみでなければ手に取らなかった本が読める恒例企画です。
季節ごとの叙景を研究しようと思って「風情漂う風景」というテーマを選びました。
その中に入っていた倉嶋厚「癒しの季節ノート」。「山笑う」という章に、徳冨蘆花が逗子で著した「自然と人生」の一説が紹介されていました。
徳冨蘆花は「自然と人生」において春の雑木林の芽吹きの微妙な色の変化を淡褐、淡緑、淡紅、淡紫、嫩黄(どんこう)などと細やかに表し、桜よりも美しいとさえ言っています。
今年はこんなふうに、たくさんの色を身近な風景に見つけたいと思います。
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