湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

沈黙の詩パート5

2016-03-29 00:00:31 | オリジナル
共通テーマ「沈黙」でSが書いた詩を投稿します。

鏡の沈黙

黙っていると
女は死んじゃうんだ
前へ前へ踊り続ける女が言う

あの木で
首をつりたい と言うと
死ぬなんて死ぬ時のために
とっておくコトバよ
とおなじ女が言い放った お皿をふくように 軽く軽く

腹の底でねむっていたもう一人のわたしに相談すると
そとへ出るからウツになるのだ
鏡を見習え
でんとかまえておれ
とのことである

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 色の詩パート6 | トップ | 色の詩パート7 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オリジナル」カテゴリの最新記事