共通テーマ「形」でYが書いた詩を投稿します。
かたちあるもの
「これだけ持ち出せました」
焼け出された彼女は答えた
アルバムを抱き
一瞬の笑みが映った
写真の顔を
家族の顔を
指で辿ってゆく
爆撃を受けたような
灰一色の集落
鉄も石も折り重なり
彼女の暮らしが灰になってそこにある
かたちなきものに幸せは宿るという
かたちのあるものは
時に人に寄りそう光となる
彼女の明日に
消えることのない光を
願う
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