湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

曇るの詩パート7

2017-08-03 00:00:53 | オリジナル
共通テーマ「曇る」でSが書いた詩を投稿します。

居座る黄昏

朝から黄昏ている
けさもすこしセミが鳴いたが
たそがれの暗さで
大まじめなタソガレ(誰そ彼)にかこまれて疲れがひどい
真正面に居座るいやなかんじの闇が
よく知っていたが思い出せない
まして白濁してみえる哀しみときたら
余情があった距離もヒステリックな
ドバイのビルの欲望に似ている
音楽なら
音楽なら音楽の手が見えるのだが

手を振っているようだ
さようなら 音楽

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