湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

音の詩パート9

2016-07-30 14:59:35 | オリジナル
逗子湾に面した交差点の風景が、他のシーズンとは全く違う真夏~って感じになってます。

では、共通テーマ「音」でSが書いた詩を投稿します。

天使の気配
とつぜん天使がやってきて
お変わりありませんか
と きかれる
天使の声は羽のようにかるい
わたしはスタンウェイのグランドピアノのようにおもたい声で
変わりありません とこたえている
地下鉄で自殺する中学生みたいに
天使の件をずっと気に病んでいる
四方の壁を人に見立て
黄昏になっても
音を立てないお辞儀など
れんしゅうしている

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 言葉に潤いを | トップ | 音の詩パート10 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

オリジナル」カテゴリの最新記事