湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

公園の詩パート5&6

2017-03-30 00:40:34 | オリジナル
共通テーマ「公園」でSとIが書いた詩を投稿します。
葉山しおさい公園
公園の四つの壁

わたくしに向かって
おむかえが歩き出したようだ そんなある日
公園でよく学びよく遊ぶというハナシが
まいこんだ
大空の下でおむかえをまつのも
いいなと思った
小さな家や病院ではなく

人間は自然より小さいとさけんだのがいて
ミドリだけの公園というアイデアを出した
これがバカ受けして……
樹木だけの公園をつくった

公園の壁から公園の意味がながれだす
哲学的につくった公園の壁から
迷い子が飛び出す
安価な塩のように尊い樹木は美しい
美しいが不明な点もあるようだ

わたくしはわたくしの手に地平線を見る
そこには小さな丘や小さな砂漠がある
灰皿も噴水も ピアノだってある
人間は
自然よりも大きいのではないか
樹木は切り倒される
人間は瓶のようには倒れない
しかし
公園で死ぬのはすてきなことだ
詩人たちの魔法の杖のひとふりで
消してもらえるのなら……

昼の公園

平日の公園は、人が少ない
ブランコに乗ったり
ベンチに座ったり
遊びほうだいだ

休日の公園は人が多い
ブランコに乗るのも
ベンチに座るのも
待つのだ

花や木や草を見たり
スベリ台に登ったり
素敵な場所だ

のんびりとした ゆったりとした
時が流れてゆく


本日がテーマ「公園」「昼」の詩の提出締切です。未提出のメンバーさん、よろしくお願いします。
コメント
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