魚鳥木、申すか?申さぬか?

ぎょ・ちょう・もく、申すか?申さぬか?
申す!申す! 魚⇒ニシキゴイ。鳥⇒ニホンキジ。木⇒制定無し、花は桜と菊

百人一首の和歌の原文・現代訳・英訳を紹介します。「50」

2018年01月13日 | 百人一首
百人一首の和歌の原文・現代訳・英訳を紹介します。「50」

※英訳については、1909年にWilliam N. Porterが書いた百人一首の本
『A HUNDRED VERSES FROM OLD JAPAN』を参照しています。

和歌番号050 
作者:藤原義孝
author of waka:YOSHITAKA FUJIWARA(FUJIWARA NO YOSHITAKA)

原文
君がため 惜しからざりし 命さへ 長くもがなと 思ひけるかな
(きみがため をしからざりし いのちさへ ながくもがなと おもひけるかな)

現代訳
あなたに会うためなら惜しいとは思わなかった私の命ですが、こうしてあなたと会うことができた今は、いつまでも生きていたいと思っています。

英訳
DEATH had no terrors, Life no joys,
Before I met with thee;
But now I fear, however long
My life may chance to be,
’Twill be too short for me!

Yoshitaka died in the year 974. See verse No. 18 for a note of the Fujiwara family.

解説
 藤原義孝(ふじわらのよしたか・天暦8年~天延2年 / 954~974年)は謙徳公 一条摂政伊尹の三男で、和歌の天才と呼ばれましたが、残念なことに天然痘にかかり、二十一歳で亡くなりました。
 仏教への信仰心が篤かったと伝えられていますが、能筆家で有名な藤原行成は、藤原義孝の子どもになります。

 この和歌は恋心を詠んだものですが、素直な気持ちを飾りのない形で詠んでいて、爽やかでもある若い義孝の気持ちがよく伝わってきます。




★おススメ本★  

A Hundred Verses from Old Japan: Being a Translation of the Hyaku-Nin-Isshiu
Tuttle Pub


図説 百人一首 (ふくろうの本/日本の文化)
河出書房新社


百人一首の歌人列伝(業平、定家に西行…人気二十歌人の面白エピソードと代表歌を知ろう! )
歌林苑


本書は「平成和歌所」のウェブコンテンツ「一人十首の歌人列伝」を再編集したものです。
http://wakadokoro.com/

厳選した百人一首歌人の「おもしろエピソード」と「十首の秀歌」を分かりやすく解説した読み物は、幅広い層の和歌ファンに人気を博しました。
これを読めば「はるか昔にいた正体不明のオジサン」だった歌人たちが、グッと身近に感じられることでしょう。

そして本書を読み終わった後、あらためて百人一首を一番から眺めてみてください。
王朝の歴史絵巻が紐解かれ、つまらなかったあの百首歌たちが息吹を宿し、断然おもしろく感じられるはずです。

※読みやすい文字サイズ文章で、約200ページがあっという間に読み終わります!

コメント   この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 百人一首の和歌の原文・現代... | トップ | 百人一首の和歌の原文・現代... »

コメントを投稿

百人一首」カテゴリの最新記事