すこし薄くなった髪を
いとおしさをこめて鏡の向こうに
確認しながら
完全に色あせた アルミの櫛を取り出して
時に クボチンを思い出す
自分でおかしくなるぐらい 物持ちがいい
この櫛と付き合って もう40年は過ぎた
高三の春(?)
九州への修学旅行の準備にと
梅田の地下街に櫛を買いに出かけた
梅田はもちろん 地下街などに入ったら
たぶんとんでもない所に出てしまうような
地下音痴の僕をエスコートしてくれたのが
クボチン
カッコよさを求めて
あれこれと迷いながら
これだ!と決めて買ったのが
この櫛
確か950円だった
クボチンにとっては
いつもの学校帰りの道すがら
僕にとっては 冒険のような
梅田でのお買いもの
「この階段を上がれば バス停があるから」
と帰り道を案内してくれて 別れた
ちょっと頼りに思った
クボチンとの思い出・・・・
同窓会に行くと
みんな良い歳を とってると
思う
きっと良い人生を 送って
良い齢を
重ねてきたんだろうなあ・・・・って
そんな 連中と今も付き合い続けているのは
きっと僕もそれなりに 良い齢を
重ねてきたんだと 思っている
そやろ?
・・・・かんさん
いとおしさをこめて鏡の向こうに
確認しながら
完全に色あせた アルミの櫛を取り出して
時に クボチンを思い出す
自分でおかしくなるぐらい 物持ちがいい
この櫛と付き合って もう40年は過ぎた
高三の春(?)
九州への修学旅行の準備にと
梅田の地下街に櫛を買いに出かけた
梅田はもちろん 地下街などに入ったら
たぶんとんでもない所に出てしまうような
地下音痴の僕をエスコートしてくれたのが
クボチン
カッコよさを求めて
あれこれと迷いながら
これだ!と決めて買ったのが
この櫛
確か950円だった
クボチンにとっては
いつもの学校帰りの道すがら
僕にとっては 冒険のような
梅田でのお買いもの
「この階段を上がれば バス停があるから」
と帰り道を案内してくれて 別れた
ちょっと頼りに思った
クボチンとの思い出・・・・
同窓会に行くと
みんな良い歳を とってると
思う
きっと良い人生を 送って
良い齢を
重ねてきたんだろうなあ・・・・って
そんな 連中と今も付き合い続けているのは
きっと僕もそれなりに 良い齢を
重ねてきたんだと 思っている
そやろ?
・・・・かんさん