神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

きのうはブログが書けなかった

2015年10月27日 05時28分19秒 | 日記
旅行に出たときなど以外は毎日書いているブログだが、きのうは書けなかった。

夫が「たまには実家に帰ったら」というので、「?」と思ってその理由を聞くと、「たまには一人になりたい」のだそう。

夫が定年退職して家で仕事するようになってからは四六時中一緒にいるようになった。

私には、夫が通勤していたころと比べると、昼食の支度もしないといけなくなって負担が増えた。

が、現在は夫が自宅で仕事を頑張ってくれているから、それくらいと私なりに頑張ってやっているつもりだった。

それなのに「一人になりたいから実家に帰れ」とは酷いではないかと思ったが、夫は「もっと自由に友達に会ったりしたいが、bikoが家にいると思うと気になってできない」というではないか。

私は夫を束縛しているつもりはなかったが、私自身は家にいるのが好きな人間なので、あまり出かけない。姑が外出好きで浪費家だったこともあって、それを反面教師にしているつもりもあった。

が、夫には、それが圧迫になっていたのだろうか。

「でも、ご飯はどうするの?」と聞くと、「ご飯くらいどうにでもなる」と、のたまう。

そこまで言われたら帰省しないといけないが、そうはいっても実家の老母は既に世話をしないといけない段階で、私の居場所はない。いや世話をしにいかなければならないのだが、実家は既に兄嫁が取り仕切っているから行くと迷惑がられるところもあるのだ。

曲がりなりにも、私は兄嫁から見ると小姑なので、私が滞在すると兄嫁はうっとうしいと思う。

昔は帰りたくてたまらなかった実家だが、「世は人に連れ」で、すでに兄嫁や甥の代にもなっている実家に私の居場所はないのだ。

兄が生きていれば、まだしも・・・。

夫はこうも言った。

「bikoは子供達の家に行ったときに手伝ってやろうとするが、あれは反って迷惑になっている」と。

え、私は迷惑をかけるだけに行くのは気が咎めるから、行けば、ご飯のひとつも作ってやろうと思ってするのだが、それが迷惑とは。

もっと年取って何も出来なくなるまでは手伝ってやるのが親の道と思ってそうしていたのだが、夫に言わせれば、「子供の家には子供の家のやり方があるから手を出さないほうがベターだ」と。

それと、私が疲れやすいのも子供達の負担になると夫はいう。確かに心臓の悪い私は疲れやすい。

が、そんなことを言われるとますます子供の家にも行きにくくなる。

私は、いったいどうしたらいいのだろう?

難聴という障害をもつ私は、相手がわが子であれ誰であれ、負担をかけてしまうことは自覚している。

大きな声で話してもらわないといけないし、聞き間違いはするしで・・・。

夫自身にも、難聴の進んだ最近の私は負担になっているのだろう。

・・・と、昨日はいろいろ考えていると、とてもブログを書くような気持ちになれなかった。

私は、もうこの世に不要な人間になってしまったということだろうか?

私は子供の頃から何度も大病をして死に掛けて、何度も神様に命を救ってもらった。

その命を自ら絶ってしまったら神様に申し訳ないと思うのだが、そうしないといけないのだろうか。

夫の子供(私の子供でもあるが)を生み育てて、夫の親の世話もしてきたと自負してきたが、それが終われば、夫には私が不要なのか。

  三界に家なきことは現代(いま)もなほありありとあり女に生(あ)れて  biko

ーーーーーーーー

夫は昨日、高校時代の友人(女)のシャンソンを聴きにいった。

年に一度開催されるその発表会には、毎年同窓生が大勢来る。

むかし大手テレビ局のクイズ番組の司会をしていた美人の同窓生もくる。

私は夫が楽しんでくればいいと思って送り出すのだが、夫は、そんなときにも私が家で留守番をしていることが気になるのだろうか?

それは、夫の良心が咎めるからだろうか?

私は、ふだん仕事ばかりしている夫が楽しんでくればいいと思っているのだけれども。

昨日は昼食も晩ご飯もいらないと行って出かけたのだったが、どういうわけか6時過ぎには帰宅して「ご飯」という。

聞けば、コンサートが跳ねてからは、お茶をしただけで友人達と別れたと。

大急ぎで夕食の支度をさせてもらったが、それでも私は不要だと夫は言いたいのだろうか?

若い頃から何度も離婚を考えた。が、その都度子供達のことを考えて踏みとどまった。

私自身に甲斐性がないということも理由にあった。難聴であるだけでなく、体も弱い。

しかし、懸命に尽くしてきたつもりだった。

今だからいうが、こんな私でも、ほかに何人もから求婚もされた。

夫も何人もお見合いして、その中から私を選んでくれたはずだった。

  甲斐性のなければ既に生きる甲斐なき存在か六十路(むそじ)半ばに  biko

昨日は一日、ショックで何も手につかなかった。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
bikoさんはいい人ですね (ハイジ)
2015-10-27 11:29:31
ハイジもいい人です。そのため失敗も多いです。家事不得意のハイジは子供の所で手伝いできません。文句の多いお客してます。子供の手伝いしたら良いに決まってます。女の立場から。実家についてはハイジは男兄弟がいませんので今は空き家です。難聴なので不便なのは同じです。bikoさんの場合実家がお母様一人で暮らしてるわけでなく しかも  お商売。遠慮しますね ハイジでも。ハイジはサッカー観戦に行きます。ライブに行きます。難聴でも楽しめますよ。映画は字幕ありがいいですね。bikoさん弱気になってますね。お会いして愚痴の言い合いしましょうか。ストレス解消のため。美味しいもの食べながら。
ハイジさんへ (biko)
2015-10-27 12:36:47
いや、いい人でもないのですが、障害があるからつい弱気になるのです。気の強い義母に付け入られたのも、そのせいだったと思います。夫も、夫なりに私の難聴をカバーしてくれていたのですが、年とってきたから、短気にもなってきたのでしょう。私が逆の立場であっても、聴覚障害のある人は面倒だと思うかもしれませんから、夫を責めることもできません。聴覚障害のある人同士で慰めあえればいいのですが、これがまた大変なんですね。書いたりしないといけないから。私より若い人で中途失聴になった人たちは手話を習っています。私は手話を習っても、周囲に手話のできる人がいないからと思ってしまいます。

ところで、私のケイタイのメールアドレスを書いておきますね。何かのときにご連絡ください。yoshiko3.y.219☆docomo.ne.jp(☆を@にしてください)

コメントを投稿