「滝山コミューン」とは、東京都東久留米市にある滝山団地に住む児童が通学する東久留米市立第七小学校を舞台に、1974年に成立をみた、「全共闘世代の教員と滝山団地に住む児童、そして七小の改革に立ち上がったその母親たちをおもな主人公とする、一つの地域共同体」(23頁)、または「国家権力からの自立と、児童を主権者とする民主的な学園の確立を目指した地域共同体」(23~24頁)をいう。
学校側で、この共同体 . . . 本文を読む
今朝の朝日新聞の第一面及び第三面に関連記事があった。これは専門家の見解として、3月21日の第三号機の原子炉の高温化と同日観測された放射線量の高まりとの相関関係から、その可能性を指摘するものである。第三面で再融解が起きた場合に格納容器内の高温化した核燃料とその容器がのっているコンクリート台座のコンクリートとが反応して、大量の放射能放出がなされた恐れがあるとあったが、要は核燃料が格納容器から漏れだし、 . . . 本文を読む
1945年の今日、広島市の上空で、ウラン型原子力爆弾が炸裂し、数千度の熱風により瞬時何万ものの命や建物が失われてしまった。そして、その爆発と同時に放射能が拡散し、周辺にいた人々を敗戦後も苦しめている。 広島・長崎で十二分に放射能の恐怖がわかったのは市民だけで、時の権力はわかっていないことが今回の福島原発事故で明らかになった。 . . . 本文を読む
本書は、高速増殖原型炉もんじゅのナトリウム漏洩事故が起きた95年12月から、4ヶ月後に出版された。だから、本書のはじめは、もんじゅ事故に触れられていて、86年4月26日に発生したチェルノブイリ原発事故との共通点として、「『想定外』の事故と対応の遅れ」(6頁)及び「通報の遅れに始まる意図的情報操作」(8頁)があげられているが、もんじゅ事故を福島原発事故と入れ替えも同じだろう。 . . . 本文を読む