ぐずぐず天気は涙色

あと３０分　あと１０分　そして過行く起きる時間
覚悟を決めて　飛び起きて　立ち眩む
そのまま階段　よぼよぼ降りて　便座に着地
じょんじょろりん　じょんじょろりん　排尿
トイレの小窓　外は雨　濡れたアスファルト
新聞配達　走り抜け　水たまり　切り裂いて
水に流して　尻拭いて　急かす朝の一仕事
脱いだまんま　体重計　ほんのすこし減っている
痩せたのか？　やつれたのか？　５００g
あくび毀れて　涙ひとすじ

そしてはじまる　一週間

出勤っ

のちに雨が降る予報

九時半　むっくり　起き上がり
はっちゃん　ワンピース　寝ぼけまなこ
雲ったそら　見上げておもう
きょうは　外には　行かないもよう
ごろんと　ころがり　時計をながめ
呑んじまうには　まだ　はやい

かしこ

お出かけ日和 雁字搦めソファーに沈む

小憎らしい小春日和　降り注ぎやがる日差し

残り湯使って　洗濯たくらみ　ホース湯船

洗剤キャップ　一杯強　漂白剤　すりきり一杯

柔軟剤は景気よく　二杯　スタート押したら

テッテレッテーっと　回りだす

空っぽ洗剤　継ぎ足して　空いた袋ゴミまとめ

燃やせるゴミを両手に下げて　回収場所まで

テレビを付けて　すぐ消してソファーにゴロリ

お茶２本　洗剤漂白剤柔軟剤　

朝飯なんにいたしましょ？

重いレジ袋　喰い込む腕が痛かろう

あとはなんだ？　そうだ　クリーニング屋

ズボン　シャツが　あがってる

目を閉じ　思案・・・

時間泥棒アラワレテ　小一時間　とってった

あー　風呂を掃除しなくっちゃ

空のまんま　乾いた浴槽　汚れがこびり付く

立ち上がろうにも　沈んだソファー

優しく　俺を抱きしめる

このまま　ここで　すごそぉ・・・

時間泥棒　ふたたびあらわる

娘に嫁さん　夢の中　

むっくり起きた　おとうさん

洗濯物を片付けて　風呂洗い

ゴミ出し　床をクイックル

一息ついて　買い物いって

重たいレジ袋　喰い込む腕が

千切れそうです

よくやってるよ!!!

褒めてくれ!!!

三島由紀夫　石原慎太郎　全対話

あるこーるらんぷ　金鶴泳

武士道セブンティーン　誉田哲也

武士道エイティーン　誉田哲也

返却期限５月４日

　

酒呑んで寝落ちてリビング、朝がきた。

あぁたぁらぁしぃい～あさぁがぁきたぁ～　　“おぇっ！”
嘔吐いてはじまる　朝一番　つけっぱなしの電気　テレビ

“おはようございます”　かわいい女子アナ　笑ってる

ぐぅーっと伸びて　がばっと　起きて　クラっと立ち眩む

籠った空気　臭う加齢臭　窓開け放ち空気入れ替え
見上げたそらは　一丁前に晴れ上がり
デスラーみたいな　空の色
清明から穀雨へと変わり、ながれる風　そよぐ季節。
バンバン　晩春　こくこく　初夏
はじめまっ初っ夏　まだでっ初っ夏？

キンキラキンに金曜日
さり気無いのは気づかない

I　Got You Baby
I　Need You Baby
I　Want You baby
Ｒｉｇｈｔ　Ｏｎ！！！

ギンギラギンにさり気無く
おろした靴がまだ　あわず
アキレス腱の靴づれ　痛い
向かい風に煽られて　黄砂
ざらつく　いらつく　早朝
冷めたしぐさで　熱くみろ
涙のこして　笑いなよ

びっこ引いて　さり気無く

あいたたたっ　なにげなく

　

春眠暁身悶える おぼえずＺｚｚｚ

寒くない　暑くもない　起きたくない
いっそこのまま　毛布に巻かれ
どっか遠くへ　送ってほしい

【天地無用】　【FRAGILE】　しっかり明記

枕　水　少しの食料　わすれず梱包
届け先は　南の国　空輸より海上輸送
どんぶらゆられて　海の上
遠くで　鳴いてる　ゆりかもめ
中から箱をこじあけて　覗いてみたら
遥か彼方　地平線　波間に漂う　海賊船
ストローハット　真っ赤なチョッキ
にっこり笑って　俺に言う

“ おまえ　仲間になれ ”

冒険はじまるその瞬間！！！

・・・　目が醒めた


昨夜は揺れた　地震が起きた　驚いた
日付かわるちょいと前　２３時１４分
マグニチュード：6.6　震源地　豊後水道
津波の心配　ありません

気合いっぱつ　おのれに張り手
季節外れの　紅葉を頬に
空缶　まとめて　町内会のコンテナに
愛想笑いは　プライスレス
カワイ子ちゃんの　航海士
探して　歩く　東京砂漠
グランドライン　ひとつなぎの大秘宝
オレのお宝　探して進む
ちょっと　草臥れた　海賊王
あくび　一つ　噛み殺し

“　おれはなる！！！　”

なにになるかは　まだ　夢の中
寝ぼけまなこの　四月莫迦
愚にもつかない　悪だくみ
日の出　０５：０４
日の入　１８：１７
定時に帰宅　速攻　入浴
酒が呑める　木曜日

くれぐれも　

オオゲサナコトノナイヨウニ

ぱんっ　ぱんっ