
(上の写真・動画=5月1日)
デイベンロイ大森工場の閉鎖反対!
セブンズクリーナー三郷工場の閉鎖反対!
~5/1東部労組メーデー独自行動~
大森工場現地での抗議申し入れを会社の妨害はねのけ貫徹
「ストライキを背景に闘う」とデイベンロイ支部が宣言!
5月1日に日比谷メーデーに参加した私たち全国一般東京東部労組は、午後からデイベンロイリネンサプライ株式会社(東京都大田区)の本社である大森工場に移動し、デイベンロイ大森工場と子会社のセブンズクリーナー三郷工場(埼玉県三郷市)の閉鎖に反対する独自行動を展開しました。
現在、大森工場では会社側が「老朽化による耐震性の問題」を理由に工場閉鎖を狙っています。工場で働く者の雇用と生活を守る立場から、東部労組のデイベンロイ労組支部は「絶対反対」を表明しています。
また、子会社のセブンズ三郷工場では会社側が「工場存続に向けて努力する」と同支部セブンズクリーナー分会との団交で約束しておきながら、組合に黙って「9月末での操業停止」を大家と合意したことが4月23日の団交で明らかになりました。
2つの工場閉鎖に反対するための団交を申し入れようと、日比谷野音でのメーデー集会から新橋・土橋交差点までのデモ行進を終えた東部労組組合員は、そのまま電車に乗って午後1時半ごろに大森工場に到着しました。
ところが、あろうことか会社側は門前にガードマンを並ばせ、組合員の入場を妨害してきました。警備業法でガードマンによる労働争議への介入・干渉は禁じられているにもかかわらずです。そして、工場前には警察車両が並び、制服・私服警官が多数配置されるという異様な光景を会社側は作り出したのです。
工場に入ろうとした組合役員に対して、会社の相川常務は体当たりしたり両手で突き飛ばしたりする暴力行為に及びました。組合側による団交の申し出については「やらない」と言うだけで、明確な理由を述べませんでした。
私たちが昼食と経過報告の場を持つために会社4階の食堂に上がろうとしたところ、「部外者は入れない」などと相川常務を筆頭に会社職制とガードマンらは入り口を固めて阻止しました。さらには私服警官を工場内に招き入れました。
冗談ではありません。いったいガードマンや警察と、汗水流して工場で日々働いている組合員とで会社にとって「部外者」はどっちなのでしょうか。「会社は団交に応じろ」という怒りのシュプレヒコールが組合員から上がりました。
これまでデイベンロイでは組合活動について会社食堂を使わせることは労使慣行として確立していました。それを会社側は暴力的に破壊してきたのです。組合活動への支配介入であり、不当労働行為であるのは言うまでもありません。
組合は会社の妨害をはねのけて午後3時から工場内で抗議集会を開きました。仕事を終えた工場の労働者が次々と合流。デイベンロイとセブンズクリーナーの組合員から「労働者を路頭に迷わす工場閉鎖を許さない」と力強いアピールがありました。
抗議文を提出しようと組合が会社4階の役員室に上がろうとしたところ、またもや会社側がジャマをしました。しかし、パート社員を含めたデイベンロイ労組支部の参加者約40人が敢然と職制の壁を打ち破って階段を上がりました。労働者の断固とした行動を職制たちは苦々しい顔で見つめるしかありませんでした。
役員室のドアに抗議文を貼り付けて戻ってきた支部組合員とともに小野委員長は次のように宣言しました。「今日のような会社の不当なやり方と工場閉鎖に反対するため支部はストライキを背景に今後闘っていく」。参加したすべての組合員から大きな拍手がわき起こり、団結ガンバローとこぶしを天に突き立てました。
東部労組の今年のメーデー参加者(独自行動含む)は148人にのぼり、闘うメーデーを貫徹しました。これからも東部労組はデイベンロイ労組支部と同支部セブンズクリーナー分会を先頭に工場閉鎖・解雇反対の運動をいっそう強めていきます。