阪急交通社、団体交渉を拒否
TCSAも組合の要請を拒否
全国一般東京東部労組HTS支部が送った阪急交通社への団体交渉申し入れ、TCSAへの要請書への回答が来ました。
<TCSAからの回答>
TCSAからは2月28日付で文書で回答が来ました。
ご覧いただければわかると思いますが、私たちの要請に対しては、全面的に「拒否」の姿勢です。
私たちの要請
1.加盟企業に対して「偽装場行場外みなし労働」やめるよう指導してください
については、
「当協会、JATA及びサービス連合の3団体で・・・厚生労働省・・・に統一見解を求め、意見書を提出中であり」「統一見解が発せられていない状況下では、協会として会員会社を指導することは出来ない」とし、「要請に対応しかねます」としています。
TCSAが他の2団体とともに厚労省に提出している「意見書」というのは、私たちがブログでも書いているように(http://blog.goo.ne.jp/19681226_001/e/f92f227e50645430c869bff5e00b238f)、「添乗員に事業場外みなし労働を適用せよ」とのまったく実態とかけ離れた「意見」です。
いわば添乗員の気持ちとは「逆コース」の要請を厚労省に行っておきながら、それを理由に私たち組合の要請を断る、信じがたいことです。TCSAは今回の回答書において、上記「意見書」の「統一見解が発せられていない」ことも私たちの要請を拒否する理由にしていますが、それは間違いです。
三田労基署は昨年10月1日、「派遣添乗員の労働は事業場外みなし労働ではない」との見解=是正指導勧告を発しているではありませんか。言うまでもなく、労働基準監督署は厚労省の出先機関=労基法の監督機関です。この労基署の是正勧告指導に従うよう、業界各社を指導するとがなぜできないのでしょうか。
また、舛添厚生労働大臣は2月8日、衆院予算委員会における派遣問題に対する志位議員の質問に対し、「働く人を守って、企業の社会的責任、モラルをきちんと問われなくてはならない。最低限、国会で決まった労働基準法や派遣法・・きちんと法令を順守する。はたらく人を守って、法律を守って社会的責任を果たす企業になってほしい」「我々は、法律に基づいて、いささかでも違法状態にあれば、そこに調査に立ち入り、労働基準監督署をはじめとする調査をし、そして厳しく是正指導を行います」と答弁しています。
厚生労働大臣がこのように答弁しているのです。これはまさしく「厚生労働省の見解」なのではないでしょうか。これに従えば厚生労働大臣の言=厚生労働省の見解をもとに業界各社を指導することができるはずです。
2.組合と協議してください
との要請については、「HTS支部は当協会と直接係わり合いがない」ので「組合と協議いたす必然性は見出せません」としています。
しかしそうでしょうか。
TCSAの回答書には「添乗員・・・(の)社会的な地位の安定向上を図ることを主たる事業として活動を続けています」とあります。
添乗員の地位向上、労働条件の安定を妨げている主たる原因は「偽装事業場外みなし労働」です。私たち組合はこの撤廃を求めて闘っています。TCSAの活動目的が添乗員の社会的地位の安定向上であるならば、私たちとともに「偽装事業場外みなし労働」の撤廃について話し合うべきなのではないでしょうか。
<阪急交通社の回答>
一見しておわかりと思いますが、まったくもって不誠実極まりない回答です。
「ダメだからダメ」としかこの回答は言っていません。「なぜ、どうして」がまったくありません。
派遣先については、派遣元会社と同様に、組合との団体交渉に応じる義務があるのは判例でも確定しています(朝日放送事件 最高裁1995.2.28判決)。「団体交渉に応じる立場にはない」とはまったくのデタラメです。少なくとも派遣添乗員の時間管理などの責任が派遣先である阪急交通社にはあるのです。そうである以上、団体交渉には応じなければならないのです。
また、阪急交通社は自らが主催する旅行に添乗する添乗員の気持ちがわかっているのでしょうか。どんなに過酷な労働をしているかわかっているのでしょうか。
組合はこのような不誠実な阪急交通社を許しません!
主任者証提示で成田空港スンナリパス。
それだけ。たったそれだけですよ!!
時々、このブログ拝見していますが、HTS支部の方々の勇気と行動力には見習わなければと思います。
がんばってください。
N観光のツアーは宴会がメインで酔っ払いの相手です。
水商売に就職した覚えはありません。
これも旅程管理ですか?
TCSAの主任者証なんて名ばかりだと思います。
応援したいのですが、まずは成り行き見守っています。ガンバレ!
この業界は矛盾だらけですね。
彼女の会社に長年所属した経験上、言わせてもらえば、(間違っていることを望みますけど)
今国会で労働者派遣法の見直しが差し迫っているということですが、TCSA理事でもある三橋氏は決して表に立たず、今頃、舞台裏で、政治的な工作でもしているんじゃないかな。
狡猾な人だから・・・・。
TCSA(派遣会社の集団)って、なんだか、時代劇の悪徳商人の集団みたい。
弱いものいじめばかり。
水戸のご老公は今どこに。
(鈴木毅 すずきつよし(社)日本添乗サービス協会専務局長と思われる)
の発言は矛盾しています。
回答も鈴木毅氏がメインに作成したのではないでしょうか?