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岡山新報デジタル【今日は何の日】

2023-05-01 07:13:39 | 日記
「令和」改元の日(5月1日 記念日)
新しい元号「令和(れいわ)」が始まった日。この日は「令和はじまりの日」や「令和スタートの日」などとも呼ばれる。

「令和」は「平成」の後。「大化」以降248番目の元号である。今上天皇(きんじょうてんのう:在位中の天皇)である第126代天皇・徳仁(なるひと)が即位した2019年(令和元年)5月1日から現在に至る。

今上天皇・徳仁




元号の「令和」は、日本に現存している和歌集の中で最古で、奈良時代末期に成立したとされる「万葉集」から引用された。記録が明確なものとしては日本史上初めて、元号の出典が漢文で書かれた書籍「漢籍」でなく日本の古典「国書」となった。

改元に至る経緯について、当時の天皇であった明仁(あきひと、現:上皇)が譲位の意を示したのは2010年(平成22年)7月22日だと言われ、2016年(平成28年)8月8日に宮内庁は、その前日に撮影した、当時82歳になる天皇からのビデオメッセージを公表。それによると、自らの高齢化により今までのように公務が果たせなくなることを懸念し、「公務が途切れることなく安定的に続くことを望む」との趣旨で正式に発言し、その前に皇太子・徳仁親王(当時)に皇位を譲りたい趣旨の叡慮(えいりょ:天皇のお考え)を示した。

これまでの改元時とは異なり、OA(オフィス・オートメーション)化、インターネット化が進んでおり、新元号への対応準備の期間を確保する必要があることから、憲政史上初めて新元号が改元の一ヵ月前となる2019年(平成31年)4月1日に「事前公表」された。

同年4月1日11時41分、内閣官房長官・菅義偉(すが よしひで)が総理大臣官邸での記者会見にて「新しい元号は、『令和(れいわ)』で、あります」と新元号を発表した。これに由来して、菅官房長官は「令和おじさん」の愛称で呼ばれることもある。

「令和」の元号を発表する菅官房長官




2019年(令和元年)5月1日午前0時、「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」の規定に基づいて、第125代天皇・明仁が退位し「上皇」となり、明仁の第一皇男子である徳仁親王が第126代天皇に即位した。

この皇位の継承を受けて、「元号法」の規定に基づき、「平成」から「令和」に改元された。「明治」以降の憲政史上初めて、かつ、202年ぶりとなる「天皇の譲位」に伴い改元が行われた。この年は改元が行われた5月1日午前0時を挟んで、平成(平成31年)と令和(令和元年)の2つの元号にまたがる年となっている。

「祝日法」の規定により、同年のゴールデンウィーク(GW)は4月27日から5月6日まで10連休となる企業や学校もあった。また、同年10月22日には徳仁の「即位礼正殿の儀」が行われた。これは「即位の礼」の中心となる、即位した天皇が日本国の内外に即位を宣明する儀式である。

即位礼正殿の儀




「令和」のローマ字表記は「Reiwa」。政府高官によると、近現代の「明治(Meiji)」「大正(Taisho)」「昭和(Showa)」「平成(Heisei)」と同じ頭文字となる「M、T、S、H」の各案は当初から除外したという。

元号に「令」の漢字が使われるのは初である。また、ら行で始まる日本の元号は「暦応(りゃくおう)」以来およそ680年ぶりである。「れいわ」の発音について、「元号法」はあくまで元号の漢字とふりがな表記のみ定めるものであり、アクセントについては特に定められていない。