まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『空から降る一億の星』14話まで

2019-03-11 17:53:18 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

俺を本当に撃つ気なら、出よう・・・とジングク。

部屋の中では、ジンガンが見てしまうから・・・ですね。あくまでも、ジンガンのためです。

その瞬間、ムヨンが一発撃ちました。植木鉢が粉々に砕け散りました。

 

お前の父親カン・スングを、俺が殺した・・・と、ジングクは言いました。

何故?・・・とムヨンは言いました。ミスだった・・・とジングク。

「子供の頃、ボロ家でも幸せだった。あんたが壊したんだ。そんな日々を、我が家を、家族をあんたが全部ぶち壊した。理由を言え。」

ジングクはそれには答えず、言いました。俺を殺したら本当にお前は殺人者になってしまう・・・と。そうなってほしくないと。

ムヨンには、偽善者としか思えなかったようです。こんな状況になっても、まだムヨンを心配するフリをしていると思いました。

ムヨンが銃をジングクの額に付けた時、玄関の呼び鈴が鳴りました。

タク・ソジュンでした。

結局、ムヨンはそのまま帰るしかありませんでした。

 

セランから調査報告が届きました。

なんと・・・。ムヨン父は妻を殺していたのです。

新興宗教にのめり込んだムヨン母は、子供二人をつれて信者たちと共に隠れ家に潜んでいたようです。

そこに乗り込んだムヨン父は、妻を殺してしまいました。そして通報しようとした信者2名も殺してしまったのです。

あまりにも衝撃的な事実に、ムヨンは流石にショックを受けました。大きく動揺しました。自分は殺人者の息子だったのですから。

自分が絵に描いた幸せそうな家族は、幻想でしか無かったのです。

ジングクに言った“幸せだった日々を壊したのはあんただ”と言った言葉が、虚しく思い出されました。全て自分の幻想だったのですから。

 

家を飛び出して、ヤン医師の元に向かいました。

だから、先生は俺を行かせたのか・・・とヤン医師に言いました。

「あれは父親が引き起こした事だ。君とは何の関係も無い。」

と、ヤン医師は言いました。

自分とは関係無いと思う一方で、だから俺はこうなんだ・・・とムヨンは変に納得できる気がしていました。

それが余計にムヨンを苦しめました。

「私も同じだ。私の父も殺人犯だ。」

と、ヤン医師が言いました。なんと彼の著書の第1章に書かれた『殺人犯の息子』は、ヤン医師自身の事だったのです。

だからこそ、ムヨンに別の世で生きられるチャンスを与えてあげたいと思って、出て行くのを止めなかったのです。

でも、それは間違いだったとヤン医師は言いました。

今ならきちんと話してあげられると思っています。父親と自分は切り離して良いんだ・・・と。

 

またムヨンの居場所が分からなくなったジンガン。

家に行って見ると、ドアのカギは開いていて、部屋の中には、家族の絵がくしゃくしゃに丸めて捨てられていました。

何かあった・・・とジンガンは察しました。

部屋で待っていると、ムヨンが帰って来ました。

何も無かったかのように振る舞うムヨン。

ジンガンは、くしゃくしゃになった絵を差し出しました。ムヨンはそれをもっとくしゃくしゃにして捨てました。

 

「俺の空想だった。」

ムヨンが言いました。

ジンガンには何でも話したいけど、今は無理だ・・・と言いました。今度・・・と。

でも、結局、口から出ちゃいました。

「父は人殺しだった。それも3人も。」

一人にしてくれとムヨンは言いました。

ジンガンは、部屋を出て行きました。絵を持って・・・。

一人になって、ムヨンはやっと苦しみを露わにしました。ジンガンは泣きました、声を出さずに。

 

セランは、部下に命じてイチーム長から当時の事件のあらましを聞きとっていました。

イチーム長の音声が入ったメモリを受け取ったムヨン。

初めて母親の名前を知りました。イ・ミヨンという・・・。

事件の詳細が分かりました。

応援の到着を待てと言うのを振り切ってアジトに踏み込んだジングク。そこで見たのは、ムヨン母と信者たちの死体。

家に入ると、血だらけの凶器を手にしたムヨン父がいました。

その状況で、ジングクは発砲したのです。

正当防衛だという上層部の指示にジングクは猛反発。結局、チームは解散。そして、ジングクはムヨンを探しまわったのです。

ジングク・・・やっぱり殺人者と言う言葉は似合わない人間でした。

 

ムヨンはすぐにジングクを呼び出しました。

何故俺を探した?・・・とムヨンは聞きました。どうせ死刑になる人間だったと正当化すれば良かったのに・・・と。

正当化した、正当防衛だった、相手が先に動いたんだ・・・と思おうとしたとジングク。

でもね、動いたのは、ジングクを襲おうとしたためではなく、偶然そこに入ってきたムヨンから、凶器を隠そうとしたためだったのです。

それに気がついたのは、後になってからでした。

「あの時聞いた“アッパ”と言う声が忘れられない。いくら正当化しようと、人を殺した事実は消し去れない。すまない・・・。」

あまりにも不幸な出来事だたとしか言いようがありません。ムヨンもそう思ったのでしょう。

ジングクを殺す気は無いけど、許す気も無いと言いました。

 

背を向けたムヨンに、ジングクはムヨン父の眠るお寺を教えました。そして命日も・・・。

その日にちが、以前ジンガンから聞いた兄妹で毎年恒例となってるお寺への遠足の日だということに、ムヨンは気付きました。

どこまでもジングクは誠実だと思えたでしょう。

やりきれない思いを、どこにぶつけたらよいのか、どうやって解消すれば良いのか、ムヨンは悶々としました。

そして、ジングクから聞いたお寺に行ったのです。

 

そこには、父親の位牌の横に、母親の位牌も並べられてありました。

初めて泣けました。思い切り泣けました。

 

帰りのバスの中で、届いたメールを見つめるムヨン。ジンガンからだろうと思いましたが、何て書いてあるのだろうと思ったら、

“愛してる”

と一言だけ。

堪えた涙が、また流れるムヨンでした。泣けましたわ・・・

家に戻ってくると、ジンガンが待っていました。

 

「こんな俺でいいのか?」

「当然でしょ。」

生まれ変わりたい・・・とムヨン。

ジンガンは走ってきてムヨンに飛びつきました。

ジンガンを力の限り抱き締めるムヨン。

二人の結びつきはいっそう深く強くなりました。

 

ムヨンはセランに銃を返しました。

この時、既にセランはジンガンがムヨンの実の妹だという事実を掴んでいたようです。

でも、話さなかったのです。

「あの日ヘサン病院に搬送された中に、弟はいなかった。」

とだけ。ここでは韓国語での表現がとても生きています。つまり、“ナムトンセン(男の年下の兄弟)”はいなかった・・・とセランは言ったのです。ヨトンセン(妹)だったってことです。

あなたは本当に重要な事を何も知らないのね・・・とセラン。

教えろとイラつくムヨンに、少しはお礼をしてくれないと・・・とセランが差し出したのは、航空券。行き先は北海道。

そこで続きを話すと言いました。

 

でも、セランから聞く前に、ムヨンは気づいてしまったのです。

 

ある日、ムヨンの部屋に来ていたジンガンが、ちょっとしたはずみで薬缶の熱湯を手にかけちゃって。

慌てたムヨンは、薬を買いに走りました。

薬を買って帰る途中で、ムヨンは激しい頭痛に襲われました。昔の記憶が突然戻って来たのです。

同じような状況がありました。父の事件の時に・・・。

確かに、ムヨンとジンガンの腕の火傷の痕は、まるで地図のようにつながって見えていました。

父が撃たれて倒れた時、ムヨンの後ろから弟のユンが顔を出しました。弟のユン・・・。

その顔を思い出しました。

ユンの顔は、以前、ジンガンからもらった彼女の子供の頃の写真の顔と同じだったのです。

セランの言葉が甦りました。

「妹だった・・・。」

ムヨンの悲痛な表情、胸が痛いです。

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『空から降る一億の星』13話まで

2019-03-11 11:30:14 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

事件以来、初めてムヨンとジングクが会いました。偶然街かどで出会ったのです。

ジングクは、凍りついたようにムヨンを見つめました。探していたあの少年がムヨンだったとヤン医師から聞いた直後でしたから、何も言葉が出ません。

ジンガンの‘私よりもっと苦労して来た子よ’と言う言葉が脳裏を過ぎりました。知らなかったとはいえ、自分がこれまでムヨンに対してして来た仕打ちが思い出されました。

自分はムヨンに対して、償いきれない罪をたくさん犯してきたと思ったでしょうね。

だから、最初からムヨンに対して警戒心が強かったのだと。

一方、ムヨンは、何も無かったかのように笑顔で言いました。

死ななかったよ・・・と。オジサンには、殺人者は似合わない・・・と。

 

ジンガンは、ムヨンの本名が分かったことがとても嬉しく思えていました。

写真を撮ろう・・・と言いました。本名が分かった記念に・・・と。

もしかしたら、この時が、二人にとって一番幸せだった瞬間かもしれません。

ジンガンの本名も探そうとムヨンが言うと、後で良いとジンガンは言いました。きっとジングクが教えてくれる筈だからと。

 

父さんは自殺したらしい・・・とムヨンがジンガンに言いました。

あまり幸せな家庭じゃなかったようだと言うムヨンを、ジンガンは何も言わずに抱きしめました。

「亡くなったのね・・・もう。」

とだけ。

父親の事を調べてみたいとムヨンは思っていました。死んだ場所をヤン医師から聞いていたので、そこに行こうと思ったのです。

一人で行くと言いました。

ジンガンは、何故か不安でした。

 

ムヨンは一人、へサンに向かいました。

ヤン医師から聞いた父親の自殺した場所に行きました。崖だと聞いていました。

用意して来た焼酎を崖の上から撒きました。

温かい日差しで、ふとうとうとと眠ってしまったムヨン。また夢を見ました。

初めて父親の顔が浮かびました。思い出したのです。

そして、父親と一緒にこの山でロボットを持って遊んだこと、山道を弟と歩いたこと、弟を‘ユン’と呼んでいたこと・・・等々。

目が醒めたムヨンの脳裏に、思い出が次々に甦りました。

見たことがある場所でした。山道でした。思い出に導かれるようにムヨンは歩き、一軒の廃屋に辿りつきました。

そこは、何度も断片的に夢で見た場所でした。

自分の家だ・・・と思いました。

 

家の中は、荒れ果てていました。でも、昔のままでした。

ムヨンの記憶に残された様々な物が、家の中にありました。遊んだロボットも・・・。倒れたストーブ、やかんも・・・。

その瞬間、ムヨンは思い出したのです。

父親が誰かに銃で撃たれて倒れた事を。そして、撃った人物が鏡に写っていた事を。

ジングクでした。

あまりにも衝撃的な事実に、ムヨンは座り込んでしまいました。

ジンガンの顔が思い出されました。

 

ジングクは、ムヨンが父親の死に銃が関係しているのではないかとヤン医師に聞いたと知りました。

どんどん事実に近づいて行っていると思いました。

 

ムヨンは、ジンガンには何も話しませんでした。

家を見つけた事も、何もかも・・・。

 

ムヨンはジングクたちの家に忍び込みました。何か手掛かりがある筈だと思ったのでしょう。

そして、見つけました。

あのチラシを。カン・ソンホという少年を探すチラシです。

ジングクは、チラシがムヨンによって持ち去られた事に気が付きました。

自宅に戻る途中でムヨンを見かけましたから。

 

ムヨンは、セランに会いに行きました。お久しぶりの登場です。

突然面会を求めてきたムヨンに、セランは興味津津でした。元々ムヨンに興味を持っていましたからね。

「拳銃が必要だ。入手できるか?」

あまりにも突拍子もない頼みに、流石のセランも驚きました。

見返りは?・・・とセラン。何でも・・・とムヨン。

そして、ムヨンは例のチラシを差し出し、その子を探した人物について調べてほしいとも言いました。その子の親についても・・・。

カン・ソンホって誰?・・・とセランは聞きましたが、この時点ではムヨンは何も答えなかったようです。

 

ジンガンは、タク・ソジョンに兄ジングクを任せたいと思っていました。

で、やっと行動に移しました。騙してデートをセッティングしたのです。

ジングクは来ましたが、彼の頭の中は、ムヨンとジンガンの事で一杯です。映画も全く目に入っていなかったようです。

タク・ソジョンはこういうジングクにもう慣れていました。

 

ムヨンは、ジングクとジンガンの事で混乱していました。

でも、やはりジンガンを手放すことはできないと分かったようです。

お前はお前だ・・・とジンガンに言いました。

 

セランから連絡が入りました。

拳銃を渡されました。

自分が何故こんなにムヨンの頼みを聞くか分かる?・・・とセラン。好きになったからだと言いました。

それは、ムヨンと自分が同類だと思えたからのようです。

そして、もう一つ情報が入っていました。

チラシの少年・・・カン・ソンホを探していたのはジングクだということです。連絡先の電話番号は、当時のジングクの携帯の番号だったのです。

何故俺をあの人が?・・・とムヨン。

その言葉で、チラシの少年がムヨンだと初めてセランは知りました。

ムヨンは父親が自殺したと言われていると話し、それは違うと思えると言いました。セランはそのあたりの事も調べてみると言いました。

じゃぁ、家族も探してほしい、母親と弟も・・・とムヨンは言いました。

あいやぁ・・・ますます悲惨な事実に近づいていくわ

 

ムヨンは、拳銃と弾を6発だけ持って帰りました。

そして、ジンガンが残業で遅くなる日、家に忍び込んだのです。ジングクだけがいる時に。

 

銃を突きつけながら現れたムヨンを、ジングクは覚悟したように見つめていました。

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『空から降る一億の星』12話まで

2019-03-11 09:53:02 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

ムヨンが帰宅しません。

ジンガンは、不安に襲われ、ムヨンが行った筈の店を訪ね歩きました。ある店でワインオープナーを買った後、姿が消えてしまったと言う事が分かりました。

携帯も家に残したまま、かき消すように姿が消えてしまったのですから、心配しない訳はありません。

警察に事故などの通報はありませんし、職場にも連絡は入っていませんでした。

 

ムヨンは、ヤン・ギョンモ医師のところにいました。

その時彼が頼れるのは、ヤン医師しかいませんでした。

 

ジングクは、辞職願を書きました。

自分がしたことに後悔はなかったようです。でも、警察官としては失格ですからね。

イチーム長に提出すると、ムヨンは通報していなかった事が分かりました。だから、皆、突然の辞表に驚いたし、ジングクの言う傷害事件も信じられませんでした。

イチーム長は、ただでさえムヨンの誤認逮捕等の一件で肩身の狭い思いをしてるチームから、辞職者が出るなんて、ますますチーム長としての自分の力量を疑われると、辞表を破り捨てました。

 

知らせを聞いたタク・ソジョンは、ジングクに事情を聞きました。

ムヨンを刺したことを聞き、そこまで切羽詰まった思いだったのかと、愕然としました。

そんな時、ジンガンから連絡が入ったのです、ムヨンが消えた・・・と。しらばっくれるしかありませんでした。

 

意識が戻ったムヨンは、ジンガンに連絡を入れました。ヤン医師の携帯から。

ほっとはしたものの、何も事情を話さないムヨンに、ジンガンは怒りがこみ上げて来ました。そんな状況が辛すぎると電話を切りました。

ムヨンが大事なことを何も話してくれないことが・・・です。

 

家に戻ったジンガンに、ジングクが打ち明けました。ムヨンを刺した・・・と。

いったい何の事かと、ジンガンは混乱しました。

後悔は無い・・・と言うジングクに、ジンガンは大きなショックを受けました。

もっと残忍な事も出来る、だから、もう会うな・・・とジングク。 

昔、ジンガンを苦しめて来たのは、我が子さえよければいいと言う人たちでした。その人たちと同じ事をジングクがしているとジンガンは思いました。

それを見て来て、ジンガンの苦しみを一番わかってるジングクが、そんな事をしてはいけない・・・とジンガンは泣きました。

「可哀相な人なの。私よりもっと苦労して来た人なの充分過ぎるくらい傷ついて来た人なの

 

ジンガンは、ムヨンからの電話の番号にかけて見ました。

ヤン医師が出ました。

ムヨンがそこにいて、ちゃんと治療を受けていて、今は落ち着いていると説明を受け、ほっとしました。

ジンガンは、ムヨンと別れる決心をしました。

それが一番良い方法だと思ったのです。

「彼とはもう会わない。」

ジングクにそう言いました。ジングクは、ほっとしました。

 

ムヨンは相変わらず様々な夢を見ていました。同じ夢も多いですが、それまで見えなかったモノが少し見えるようになったりしていました。それは、彼の記憶が少しずつ戻って来ている証拠でしょう。

で、ある時、思い出したのです。ヘサンの病院で自分を呼びとめた白衣の人がヤン医師だったということを。

その事実を、ムヨンはヤン医師に確認しました。

ヤン医師は、ムヨンが記憶を失っている事を知って、敢えて打ち明けなかったと言いました。

 

幼いムヨンとの出会いを、ヤン医師は著書の中で『記憶を失った少年』というタイトルで書いていました。

火傷を負ったムヨンを治療したのは、ヤン医師でした。そして、3週間ほど後に病院を一人で出て行こうとしたムヨンを見つけたのです。

その時、敢えて止めなかったのは、ムヨンが辛い過去と決別できる機会だと感じたからでした。

それから3年後、釣りをしていたヤン医師の前にムヨンが再び現れたのです。ムヨンの記憶は、そこから始まっているようです。

過去って?・・・とムヨンに聞かれましたが、この時はまだヤン医師は話しませんでした。

 

ムヨンはジンガンの事が気にかかっていました。

家に戻ると、ジンガンが掃除した形跡がありました。そして、メモが残されていたのです。

『ごめんね。兄さんを許して』

ジンガンの決心に気がついたようです。すぐに会いに行きました。

 

ジンガンは、以前ムヨンが飼っていた猫を見つけて声をかけていました。

ムヨンはその傍に立ち、同じように猫に話しかけました。

「どこに行ってた?外は楽しかったか?平気だ。行きたければ行け。でも、いつでも戻って来い。」

それはジンガンへの言葉だったのでしょう。

そっとジンガンの髪を撫でました。行け・・・と言いました。

どこへ?・・・とジンガン。どこへ行けばいいの?・・・と。引き留めると言ったじゃない・・・。

ジンガンも、分かっていたのです、ムヨンから離れることなんてできないと。

誰にも知られないよう、秘密の恋愛をする決心をした二人です。

 

ジングクがヤン医師を訪ねて来ました。

ムヨンがここで治療を受けたと聞き、ほっとしたようです。

ジングクもヤン医師も、自分が知ったこと、気付いた事をすり合わせることになりました。

大まかな過去が明らかになりました。

火傷を負ったムヨンの保護者となっていたのは、ジングクでした。刑事だということも、ヤン医師は知っていました。

そして、とうとうジングクは知ったのです、自分が探していたあの少年がムヨンだということを。

 

ムヨンが再度ヤン医師を訪ねました。やっぱり気になるから・・・と自分の過去を聞きに来たのです。

父親が銃殺される光景を夢に何度も見る・・・とムヨンは言いました。

殺されたんだろ?・・・とムヨン。

「違う、自殺したんだ。」

ヤン医師は言いました。崖から落ちたんだが、皆は自殺だと言っていた・・・と。

ヤン医師は、ジングクが撃ったってことは知らないのかな?事件の経緯は流石に表ざたにされていないってことでしょうかね。

ムヨンの本名が分かりました。

『カン・ソンホ』

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