映画少年

映画と音楽を愛し 教育の未来を想う 少年のつぶやき

キングコング

2017-09-18 05:19:17 | 日記


キングコング: 髑髏島の巨神(どくろとうのきょしん、原題: Kong: Skull Island)2017年3月10日公開のアメリカ映画

単なる「怪獣映画」ではない。そこには、人類の横暴、道徳心、共生社会などが描かれており見終わったあとさわやかな余韻に浸れる秀作である。
時代は、1973年。科学技術の進歩により、観測衛星ランドサットが開発される。宇宙から地球を見下ろすこの人工衛星が南太平洋に浮かぶ未知の島を発見する。髑髏(どくろ)島と名付けられたこの島に、軍隊を伴う調査団が派遣される。表向きの目的は地質調査であったが、その裏には未知の巨大生物を発見するという機密ミッションが隠されていた。
海原を進む調査船を発ったヘリコプターの編隊が、島を覆う霧を抜けるとそこは、絶景が広がる自然豊かな世界が広がっていた。
しかし、絶景を楽しむ間もなく彼らの前に立ちはだかったのがキングコングであった。



(以下ネタバレ注意)
次々に叩き落されるヘリ。機銃掃射で対抗するがほどなくすべてが破壊される。それでも生き残った十数名が島を迷走しながら救援を待つのだが、根っからの軍人パッカード大佐は、部下の仇討ちを主張し、残された武器でキングコングを倒すことに執着する。しかし、彼らの前に立ちはだかったのは、キングコングだけではなかった。巨大化した生物が次から次に襲ってきた。特に巨大化したオオトカゲは執拗に彼らの前に現れ一人また一人と犠牲者が増えていった。後に分かることなのだが、キングコングの親や兄弟もこのオオトカゲから殺されていた。その後、同じようにオオトカゲに脅かされる原住民イーウィス族を守る「守り神」としての役割を担っていたのである。



それでもキングコング抹殺に執念を燃やすパッカード大佐であったが、超巨大化したオオトカゲに他の生存者とともに襲われ、絶体絶命・・そこに現れたのがキングコング。死闘の末、オオトカゲを倒し彼らを守ったのだ。実は、キングコングの真実の姿に共感していた戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーが、その前夜にキングコングのもとを訪れてアイコンタクトで心を通わせていたことが、キングコングのこうした行動につながったのである。

(解説)
メイソン・ウィーバーは、スクープを狙って調査団に同行する。ベトナム戦争中に従軍記者として経験したことから反戦主義な思想を持ち、今回の調査についても当初から表向きの理由である地質調査以外に何か別の意図があると踏んで疑っていた。当初はコングを怪物と思っていたが、イーウィス族の村に滞在中にコングと遭遇したことをきっかけに、彼が本当は心優しい性格であることを知り、コング抹殺に執心するパッカードを止めようとする。



このメイソン・ウィーバーを演じているのが、2016年度に『ルーム』(Room)でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン(1989年10月1日生まれのフランス系アメリカ人)である。『ルーム』は、実際に起きた母子監禁事件をもとに描かれた作品で、昨年の10月16日に本ブログに投稿しているのでご記憶の方もいるだろう。


最後にもう一度、見終わったあとさわやかな余韻に浸れる秀作である。


同窓会(職場編)

2017-09-11 03:49:07 | 日記

一昨日、同窓会があった。
大学を出て正規職に就いた最初の職場の同僚との会である。
当初は、30名を超える参加者だったが、「社長」「副社長」「専務」がこの世を去り、残された部下たちが細々ではあるが営々と続けているこの「A会」に今年は12名が集まった。
毎年欠かさず参加しているF大学に勤めるNさんは出張のため欠席だったが、同じく常連で御年89歳のTさんは今年も元気な姿を見せて近況報告の際に得意の詩吟を披露してくれた。
世話人は、少年と同期だが3歳年上のAさん。現在、海の近くの青少年施設に勤務している。会場は彼が予約してくれた・




同じく同期で、少年と同い年のMさんは、会の進行を務めてくれた。今も趣味のテニスを続けているという。
少年の隣に座ったYさんは、初任の年にも職場の席が隣同士だった2歳下の同期だ。
そして4人目の同期である2歳下のKさんも久しぶりに顔を見せてくれた。
何と、12名中少年も含めて5名が同期「入社」組であり、しかも全員参加である。大所帯になったB社から分離独立したA社に新任職員として赴任したこの5名の絆が今も強いことが証明された。
他の7名も創立当初のA社を支えた主要メンバーである。
皆、それなりに容姿は変わったが、声は同じである。そして話題は、やはり当時のエピソード。懐かしい風景が次々に思い出される。
「夏のイベントでそうめん流しをやったね」「社屋の壁に白いカーテンをつないで作ったスクリーンを垂らして屋外映画会をやったときは近所の子どもたちもたくさん集まり賑やかだったね」「そう言えばキャンプに行って渓流で遊んだね」
本業の話はそっちのけで楽しかった思い出だけが繰り出される。「昔は良かった・・・」的な感じであるが、同窓会というものはそういうものなのだろう。
予定していた2時間が、またたく間に過ぎ、来年の再会を誓ってお開きとなった。相変わらず日本酒(冷酒)が大好きなTさんは、足元がおぼつかない。少年は、タクシーを呼んでAさんと一緒にTさんを自宅に送ることにした。
玄関先での別れ際にTさんは言った。「来年も楽しみにしているからね」
90歳になったTさんは、来年も得意の詩吟を披露してくれるのだろうか。心配無用であろう。「わたしゃ100歳までがんばるからね。100歳、100歳!」が口癖のTさんだから少なくともあと10年は大丈夫だろう。
そして10年後に彼女はこう言うだろう。「わたしゃ110歳までがんばるからね!」


こんな先輩がいるから、少年は少年のままでいることができるのである。


本場インド料理店 「サプナ」

2017-09-08 04:51:47 | 日記
郊外にありながら本格的なインド料理を提供すると評判の「サプナ」は、一度は行ってみたい店である。アジア料理に特別な想いを寄せる少年は、香椎のスリランカカレーの店「オスアシリ」や西新のタイ料理店「アイヤラー」には、時折足を運んでいる。そんな少年の次のターゲットは「サプナ」。近いうちにぜひ実現させたい。










2017-09-05 19:06:58 | 日記
健康を意識して毎日約2リットルの水を飲んでいる。
熱中症の予防や血液循環に効能があると言われており、今年の春から実践している。
ただ、いくら健康のためと言っても普通の水は、そんなには飲めない。
私が飲んでいるのは、日本トリム社から取り寄せた水素水整水器で作った電解水素水である。これならスムーズに喉を通り、しかもうまい! 続く秘訣はそこにある。


美味しい水素水に慣れるとペットボトルのお茶は飲みたくなくなる。賞味期限が半年もあるお茶が何だか気持ち悪い感じさえしてくるのである。純粋なものに慣れると添加物の入っているものが受け付けられなくなるのだ。

最近は、炭酸水を作る装置を使って水素水を炭酸水にしてハイボールなどに使っている。もちろん氷も水素水から作ったものだ。安いワインや焼酎、そしてウイスキーがとても美味しくなるから不思議だ。ただし、コーヒーには入れない方が良い。この世のものとは思えない味になる。炭酸コーヒーが商品化されない訳がよく分かった。

話をもとに戻そう。
水素水は、枕元にも置いて夜中にグイッとやる。これがまた健康には良いらしい。
朝も昼も夜も夜中も水素水。水素水三昧の生活は、心も豊かにしてくれる。

別れ

2017-09-04 19:44:03 | 日記
知人の通夜に参列してきた。
会場から溢れ出た参列者の数から生前の人柄が偲ばれた。
享年57歳。あまりにも早いこの世との別れ。やりたいことがいっぱいあったはず。
さぞ無念だったことだろう。
祭壇で微笑む在りし日の知人の顔を見ながら、この人の分まで頑張らねばと思った。
それが少しでも供養になるのなら。合掌