映画少年

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竹内まりや「涙のワンサイデッド・ラヴ」

2016-09-27 12:46:08 | 日記
「涙のワンサイデッド・ラヴ」(「UNIVERSITY STREET」より)


 作詞・作曲:竹内まりや
 編曲:山下達郎

 どんな歌詞なのかと問い合わせがあったので曲を聴きながら書き起こしてみた。
 これを竹内まりや独特のあの引き延ばすような歌い方(見たのは→みーたのーは)で感情を込めてつぶやくといった感じの曲である。
 37年前の曲なので、今ではあまり(ほとんど)使わない「虜(とりこ)」という言葉も出てくる。(達郎も時々使うのでその影響か?)
 また、「片思い」ではなくあえて「ワンサイデッド・ラヴ」としているところや女性コーラスを重ねた曲調に1950~60年代のアメリカンポップスの影響を感じる。

  初めてあなたを見たのは
  10月の雨の降る土曜
  バスを待つ私の前に
  さりげなく傘をさしかけた
  少し困った顔でしばらく
  見つめてたら吹き出しちゃった私
  その日からあなたの虜(とりこ)
  口には出せないどうして伝えよう
  名前も知らない あなたへの
  ワンサイデッド・ラヴ

  2度目にあなたに会ったのは
  ふと立ち寄った小さな店
  思わずほほえみ交わして
  また会ったねとひとことだけ
  バレンタインには勇気を出して
  打ち明けよう胸のときめき きっと 
  チョコレイトにバラを添えて
  目と目が合ったら
  ちょっとだけでいいから
  お願い気づいて あなたへの
  ワンサイデッド・ラヴ

  最後にあなたを見たのは
  夕暮れに近い街角で
  人混みを追いかけたけど
  振り向きもせずに歩いてた
  見知らぬだれかと二人
  腕組み仲良さそうに とても 
  笑い声が耳に残る
  突然私の目の前は真っ暗
  望みはもう無い あなたへの
  ワンサイデッド・ラヴ

  涙があふれてどうしようもなかった
  終わりが来たのね あなたへの
  ワンサイデッド・ラヴ

 初めて「見た」→2度目に「会った」→最後にあなたを「見た」 一度近づいた距離感が再び離れたことを表すこの表現に切なさを感じる。

 なお、この曲は、シングルレコード「SEPTEMBER」(セプテンバー)」のB面にも収録された。
 
 「SEPTEMBER」(セプテンバー)は、3枚目のシングル。
 オリコンチャートでは10.3万枚セールスを記録するスマッシュヒットとなり、1979年12月末の「第21回日本レコード大賞」では新人賞を獲得した。 

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