「追憶」(2017年5月6日公開)
監督:降旗康男
出演:岡田准一(四方篤)、小栗旬(田所啓太)、柄本佑(川端悟)、長澤まさみ(四方の妻)、木村文乃(田所の妻)、西田尚美(川端の妻)、安藤サクラ(仁科涼子)、吉岡秀隆(山形光男)ほか
能登半島の風景、特に日本海の夕日が印象に残った。(撮影:木村大作)
1992年、冬の能登半島。親に捨てられた3人の少年(篤、啓太、悟)は、軽食喫茶『ゆきわり草』を営む仁科涼子のもとで暮らしていた。
電気屋を営む常連客山形光男も少年たちを可愛がり、5人は家族のような生活を送っていた。
しかし、かつて涼子が付き合っていた男(ムショ帰りのヤクザ)が現れ、幸せな日々は崩壊し始める。
篤は涼子のささやかな幸せを守るために・・・。その事件をきっかけに3人は別れ別れになる。
それから25年、刑事になった篤は、2人に再会するが、悟は何者かに殺され、啓太は容疑者として警察にマークされる。
重苦しい雰囲気が延々と漂う作品だったが、終盤に思わぬ展開が用意されており、感動で涙が頬を伝う。「いい映画だったなあ・・」心からそう思える秀作だ。
日本アカデミー賞優秀作品賞(撮影賞も)の最有力候補となるだろう。
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