岸田文雄君が自民党総裁に立候補した際、「所得倍増
計画を・・・」と言ったので、私はひっくり返った。
（莫迦もほどほどにしろ）と呆れて、ひっくり返ったのだ。
岸田君は自民党の一派閥「宏池会」の現・会長である。
昭和３２年に宏池会を旗揚げした池田勇人君が「所得
倍増」をぶちあげ、戦後から完全に脱出した吾が国の
景気が鰻上りになったのを五代目会長・岸田君は拝借
したのであろう。
もう、その時点で、私は岸田君を信用してはならないと
結論が出てしまったのである。
さて・・・いつのまにか・・・。
「所得倍増計画」が「資産所得倍増計画」に変化した。
似ているようで、全く違う計画じゃないか。
「国民の所得を倍にする計画」から、「国民が保有して
いるお金を投資に回して倍にする計画」になったのだ。
つまり「貯金じゃないよ。博打だよ」と言っているのだ。
国税局署員がコロナ持続化給付金詐欺をやらかした。
その仲間に若い女性（２３）も居て、先月８日に判決が
出たことは、皆さんも御記憶のことと思う。
その女性は裁判で次のように述べている。
「これからは地道に働いて貯蓄し、NISA（ニーサ）で
増やすことにします」
岸田君が泣いて喜ぶようなことを言ったので、私は再び
ひっくり返ることになった（笑）。
NISAは少額から投資できるから、資金が乏しい人でも
参加し易いが、岸田君の資産倍増計画とは、お金持ち
優遇制度なのである。
「貧乏人も参加させてあげましょう」と言っているに過ぎ
ないのだ。
「ふるさと納税制度」がいい例である。
結局は、お金持ちが誰よりも楽しめる制度でしょ。
もちろん私は、投資を全面否定しているのではない。
但し、投資するには勉強が必要であり、資金が出来て
から、その一部を投資するのでなければ危険である。
メリットもデメリットも吾が国の学校では教えないでしょ。
だから、私は当ブログで、「こつこつ貯めるのが一番」と
薦めているのである。絶対に損しないのだから。
岸田君は五代目宏池会・会長である。
初代会長・池田勇人君は、佐藤栄作君と袂を分かちて
旗揚げした派閥である。
佐藤栄作君は安倍晋三君の叔父であり、安倍晋三君が
岸田文夫君を裏で操って総裁にしたのである。
つまり、何度も言うが、岸田君は宏池会なのに反対勢力
である安倍派の子分に成り下がって安倍政治を継承中
なのである。
つい最近の世間の有権者のアンケート結果を見たら、
岸田君よりも河野君の方がいい、との回答が多かった。
河野君も総裁選に出馬したが、安倍君が邪魔して岸田
総裁が誕生したのは皆さんも御存知の通り。
本当に、安倍晋三って奴は、ろくでもない奴なのだ！
