沖縄県は本土復帰後、1980年までの間、男女共に
平均寿命日本一の長寿県だった。
本土に住む同じ日本人は羨み、この事実を知らぬ者
は居なかったと言っていい。
ところが今や、女は16位、男は43位まで後退した。
後退した主な原因は飲酒と食事で、働き盛りの死亡
が増えたから、との発表が出されている。
30日間の那覇移住をしていて気付いたことがある。
確かに、がっちり体型のデブ男がとっても多い。
午前2時過ぎまで酒を呑み、〆でステーキ食ってりゃ、
そりゃあ立派に太るだろうし、早死にしますわな。
ということで沖縄県は長寿県復活を唱え始めた。
それをTVで見ていて私は唖然とするほかなかった。
(莫迦じゃないのか)と嗤いさえ湧いてきたのだった。
沖縄県人だけでなく、日本人全体が望むべきことは、
単純な長寿ではなく「健康寿命」であろう。
自分で食べ、自分でトイレに行き、自分で風呂に入り、
痴呆症が酷くならないことが大事でしょうに。
それなら家庭円満で、子も孫も大いに喜べる。
今の20歳の2人に1人は100歳まで生きるらしい。
そりゃ健康で100歳なら見事だが、寝たきり100歳は
家庭と社会のお荷物になってしまうのだ。
それのどこが目出度いと言うのだろうか。
先日も書いたが、わざわざ役人が糖尿病予備軍者を
家庭訪問までして説教する時代に突入したのだ。
もちろん私個人を思いやっての訪問ではなく、「健康
保険制度崩壊を防ぐため」である。
私は今回の役人訪問(私は留守だったが)でハッキリ
目覚めたが、(多くの皆さんにも知らせなきゃ)と思う。
知れば食生活を変えるきっかけになるだろうから。