ホイッスルバード あいざわぶん

小旅島旅独り旅(二神島)

大きなお握り2個と、弁当箱にはぎっしりと
詰めた御惣菜。
二神島にわざわざ弁当開きの旅である。

黄金週間とあって中島汽船は満員御礼だ。
島に住んでいる筈もない子供たちも乗って
船内は賑やかである。

約90分して二神島に到着。
港の近くにある集落をぶらつき、島内一周
徒歩探検に出掛けた。

135年の歴史に幕を閉じた小学校跡地に
到着。
海際に建てられた鉄筋の校舎が廃れて、
景観を損ねている。
銭が掛かるから壊せないのだろう。

島の反対側に出たら、由利島が見えた。
トキオが出ているテレビ番組「ダッシュ島」
の舞台である。
右の島と左の島は砂浜で繋がっているが、
遠くから見ると、そうは見えない。
島の前を通るフェリーは松山→柳井航路。

あらっ、行き止まり。あぷっ!
今来た道を引き返して港に帰り、今度は
反対方向に歩く。

歩き疲れたところで弁当開きだ。
腰を下ろすのに丁度いい塩梅の角材が
あるではないか。
海を満喫しながらワシワシ食べる。

あれっ、この島、猫居なかったねぇ。
猫密度「中」と島猫ブログに書いてあった
けど、大外れみたい。
港に戻って探したけど、一匹しか居ない。
しかも、私を見たら家と家の間に入って
しまい、奥の方でこちらを観察している。
顔立ちはいいが、かなり臆病である。

午後3時前のフェリーに乗り、一番上の
デッキの最後尾のベンチに陣取る。
お爺ちゃんと女孫の会話が聞こえる。
とても微笑ましくて、こちらも心が和む。
逆光を承知で写真を撮らせていただく。
「もうすぐ三津やけん、下に行こう」と
女孫はお爺ちゃんの手を引いた。

小旅、島旅、独り旅。
最後の最後に、この二人と出遭えて、
嗚呼良かったなぁ。

















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