気分良く歩きたいので午前中か２０時以降に歩くように
している。
そしたら、いきなり、とんでもないヤツに遭遇した。
実は、数日前にもソイツと遭っている。
夜だからハッキリ見ようともしなかったが、今朝の遭遇で
（あっ、先日遭ったのもコイツだったんだな）と確信した。
で、先日の夜、ヤツの後ろ姿を見掛けた時、尾の太さと
体高の低さに違和感を抱いたのだが、「変わった猫」と
思ってお仕舞いにしたのだった。
実は、近所に、野良猫が数匹屯（たむろ）する駐車場が
あって、車止めブロックの裏側に誰かが猫のために餌を
置くから、それを食べに野良が集まるのだ。
私は、食べる光景が見たいので、その裏道を散歩道に
したのである。
で、猫の餌をソイツも食べに来て、巣に戻ろうとした後ろ
姿を先日見たのだった。
今朝４時３０分頃のこと。
退屈なので、早朝散歩をすることにして、その駐車場に
来たら、又も変な体型の生物の後ろ姿を見かけたので、
急いで静かに追い掛けて角を曲がったら、違う駐車場を
ゆっくり歩くソイツを１０秒ぐらい観察することができた。
（あっ、狸だ！）と思った。
ところが、高さ１m以上のブロックを駆け上がったのだ。
背中がゾクッとした！狸なら上がれる筈がないから・・・。
回り道をし、ヤツが居る筈の細道に入ったら、高さ５０cm
程度のブロックの上にちょこんと座っているではないか。
そして、逃げもせず、こちらを観ている。
私はなるべく離れて写真を撮ろうと思い、静かに後ずさり
して、隣りのマンションの壁に身体を寄せ、絵がブレない
ようにし、シャッターを押した。
【写真１ 目玉に光が反射している。目と目の間が白い】
コンパクトカメラだから光量が乏しいのだが、ヤツの貌に
光が直射したので、大きな鼻筋の白さが際立って見えた。
間違いなくハクビシンである。
県民会館・西側１００mの住宅地の空き家を塒（ねぐら）に
してハクビシンが生きているのだ。
ということは、恐らく、他にも生きている個体が居るのかも。
【写真２ 昼に撮影。 奥が空き家で、隣りも空き家】
