コスタリカ戦で日本チームが負けた翌日には、応援用
ユニフォームが一桁台しか売れなくなってしまった、と
今朝６時頃のニュースが伝えていた。
それまでは爆発的な売れ行きだったらしいから、店員
さんの動揺が想像できる。
それを聞いた私は、（群衆心理が敗戦によって一気に
覚めたのだろうな、そりゃ良かった）と思った。
・・・ 群衆ほど始末の悪いものはない ・・・
同じTV番組で７時半になったら某スポーツ用品店が
映し出されて、「色々なグッズがあるから、それを購入
してスペイン戦の応援を・・・」と、MCらが言い出した。
つまり、彼らは群衆化を謀ろうとしていることになる。
せっかく、（阿保らしい）と気付いて吾に返った人々が
大勢居るのに、又も、たぶらかそうとしているのだから
本当に罪深い連中である。
テレ朝は自社の放映権があるから番組宣伝を行うのは
理解できるが、やり方を考えてくれないと、かつて戦争
応援団と成り下がった御用新聞と同じことをやっている
ことになる。
でも、MCたちはそれに気付いていないのだろう。
スポーツ応援はレベルの低い愛国心の発露である。
一喜一憂でお終いにして頂くが健康的なのだ。
だから、「日本のサポーターは全員で清掃して・・・」は、
実はやり過ぎて危うい行為なのである。
東京五輪は私たち国民が望んでいた大会だったのか。
いったい、裏で何が行われていたのか。
誰が、何をやっていたのか。
愛国心があるのならば、簡単に次の刺激に走ることなく、
面倒なことにも関心を持つべきである。
でないと、単純なあなたを誘導する人が出てくるのだ。
一人一人の個人を群衆化するのである。
それをTV局がやっているのだから、私は水を掛けたく
なるのだ。
私も愚かな群衆の一人かもしれないが、一匹だけ向こう
を向いてる一人である。その思考だけは保ちたい。
