ホイッスルバード あいざわぶん

私こそ「脱成長論者」なのだったぁ

先週末から「大谷翔平君のMVPや犬」のことが、どの
情報番組でも取り上げられて薄気味悪い。
そう、私は眉を顰めるほど薄気味悪い、と思っている。

 毬打つて年俸数十億円の狂気をテレビの
 どなたも言はず  ぶん

何も野球だけでなく、サッカーやバスケットボールでも、
投げたり蹴ったりするだけで巨額の年収を手にするのを
おかしいと思わず、普通に受け入れていることに違和を
感ずる私は、その心のありようを薄気味悪いと思うのだ。

いや、正確に言えば、テレビで自分の考えや心境等を
数秒でも言える立場の人がほぼ100%、大谷君の偉業
以外のことに就いて右習いしているような事態が気持ち
悪いのである。
まるで、それ以外の考えは否定され、拒絶され、言った
途端に職まで失うかのような強迫観念があるのでは、と
思わせるのだ。

先ほどの一首は、選者に採られず新聞歌壇上でボツに
なったが、できれば載せてほしかった。
嫌われても、私の素直な気持ちだし、そういう歌も考えも
有りうべし、と思っているから。

昨夜録画した「情熱大陸」を先ほど見終わった。
経済思想家・東大大学院准教授「斎藤幸平君36歳」が
取り上げられていた。
顔に見覚えはあるが、どういう思想の人なのかを番組を
見て知ったが、驚いてしまった。
私が当ブログで日々書いていることを説いている人なの
だから、そりゃ驚いて当然である。

例えば、「今だからこそ脱成長の必要性」。
なんでもかんでも「成長せねば」と意気込むことは間違い
なのである。
昨日の吾が意見は、「松山市は脚元を整えよ」である。
「少子化対策を・・・」と言っている市長は無意味な意気
込みをしているのであり、そうではなく、脱成長が肝心と
私は言っているのである。
既に実践の「車を持たない生活」も脱成長である。
「躰ばかりでなく、心の健康も大切」も脱成長。
「そんなに急がなくても。時速500キロの列車は要らん
でしょ」も脱成長。
「月に行く努力なんか必要ないじゃん」も脱成長。

私こそ、脱成長を実践し、説いているのである。
だから、それを続けて読んで下さる皆さんは、偉い!
「成長・成長の人」は次々と去って行くから、常に読者は
増えることがない(笑)。


さて、話題を変えて、花(ひいらぎ)の話。
一昨日の夜は香ってなかったと記憶する。ところが昨夜、
いつもの散歩路の一つ所に差し掛かったら、薄暗い空
から香りが降って来た。右の塀の中には結構な大木が
あって、無数の小花をつけていた。
冬の花の一つ「柊 ひいらぎ」である。
私は香りに弱い(香り好き)ので、一瞬にして酔い、立ち
止まって深く香りを吸い込んだ。
でも、そこに柊があったのなら私は気付いていた筈だ。

だから、今日の昼に行って確かめに行ってみた。
柊は柊でも、誰もが知る柊ではなく、数多い柊の一品種
だったから気付かなかったのだ。
例えば、柊の最も特徴的な「とげとげの葉」でなかった。
もしかしたら「ヤエヤマヒイラギ」なのかもしれない。
ヤエヤマヒイラギの香りは美熟女の香り、と私は思った。
エロい、実にエロい香りなのである。



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