シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 東京国際フォーラム コンサート舞台後の ノートルダムの炎

2019年04月17日 03時14分46秒 | Weblog
色々な方からメールを頂いたりしたなかに
ノートルダムが心配です・・・という ピーちゃんの朝一番のメールを拝見しても
ニュースを見ていなくて まったく知らないまま 午後のレッスンの時
山際さんに教えていただき スマホで動画を見て 驚き 大ショック・・

年末年始 お一人様で つい数年前まで
パリに滞在することが 多かった私は
ちょくちょく ノートルダム寺院に遊びにいきました。

巴里に一人・・・という シャンソンを作詞作曲したくらいで
巴里での私の孤独は

留学時のときも
旅の時も
演奏活動の時も
孤独度が どん底ですが 異国情緒が加味した 芸術的孤独。

お正月を 日本で お一人で過ごすよりは 異国で
違う景色を見ながら
一人で 街でも歩いて

その 孤独を味わいながらの散歩
そして
教会の中で その 悲しみや苦しさを 癒してもらう・・・
という
私の人生の 数ページ

華やかな舞台で 歌い いつも 明るく冗談を言いながら
沢山の人たちと キラキラ暮らしているのに
私の人生の家庭的な部分には 
救いようもない孤独が張り付いていた時期が長いです。

勿論 人は 生まれる時も死ぬ時も一人
恋人や 伴侶が居ても 孤独を感じたり
大勢の中の孤独感 というのも ありだと思いますが

私の物理的な孤独・・自分に自信の無さの孤独は 長く重く
その孤独感に慣れ それを 対処して
孤独に 埋もれて精神を破壊させない方法を模索し
あー
神は私に音楽というギフトをくださつたのか・・
または
音楽という ギフトを与えられた代わりに
孤独という代償も 神は与えてくれたのか・・・

と 寺院の中で その自問自答の回答を求め
安らぎと 静けさと 蝋燭の炎で 孤独を心に納めていました。

人間は どん底の孤独を知ると 人のありがたみを
知ることも出来るもので

パリ滞在の アパートメントの部屋に 藤倉さんから お正月の1日
電話が 掛かってきたとき 涙が零れたものです。
あー お一人様は
お一人様の気持ちが良く解る。

れいさん 富士山が綺麗よ・・・と マウント富士でお一人で
お正月を迎えている・・ということでした。
富士山の美しさは 孤独を感じさせない・・・とのことで

翌年から 年末年始には パリや ブリュッセルには
行かないで 山中湖のマウント富士で年末年始を
過ごすことにいたしました。

パリの孤独
ノートルダム寺院の中で いくども 蝋燭に火をともしました。
仏壇に 火をともすような感じでした。
なので
燃えているノートルダム画像は 驚きでした。

パリで 二度テロの恐怖を感じてから
しばらく パリには行く自信がありませんでしたけれど
あー
どうなっちゃったの・・パリさん
ノートルダムが燃えている
私の孤独の故郷なのに・・