シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 春の寒さ わが師と 豚カツの有難さ

2017年03月26日 23時05分57秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 春の寒さ わが師と 豚カツの有難さ

えにし縁というものは
不思議なものですね。

世界中に沢山の人間が居るのに
そのなかで
人生において 出会いがあり
そして お付き合いが続いたり
する人間関係というものを

大切にしたいなー

最近は 出会いの縁に対する感謝の念が
とても沢山 湧いてくるようになりました。

日曜日の夜
勝本先生が 目黒のとんき という豚カツ屋さんに
お誘いくださり
先生の国立音大の時の教授仲間の男性二人と
四人で
お食事してまいりました。

大きなお店なのに 雨の寒い日曜日
いつものように 行列
店内で 45分位 待って 
カウンターで 四人並んで 揚げたての
ロースカツと 串カツを頂きました。  

お一人は かつてバスバリトンの声楽家79才
お一人は まだ現役の私立音楽大学のピアノ教授で
ピアニストの67才

話は 自由 きままでユニーク
食べるものの話 歌舞伎の話 オペラの話
生徒に教える時の逸話
で 盛り上がりました。

そして 演奏会当日本番の 気持ちの話。 
精神的に 出来上がっているから
大変ではないけれど
当日までの 練習が キツイーーー
毎度 演奏会までに きちんと 弾けるか心配
で 焦る 焦る
と 大御所が 皆さん人間味ある 吐露

私も 舞台の二週間前が 一番キツイです。
出来上がりを 想定しての準備期間は
長すぎても 短すぎても
精神的にはマイナスで

出来上がり完成度は 舞台当日本番に設定
しているので 
精神と肉体が
舞台当日までに

じわじわと 
パワーとエネルギー熟練度 集中力の
ボルテージを 上げていくのですが

なにしろ 毎度

すらすら歌えるように まず 仕上げて
その頃 
心と魂が 無くなって すり減って
あー 私 加齢したから
こんなに 下手になっちゃったのかなー

二週間前頃に どーんと 落ち込みます。

それから
当日までに 謙虚に もう一度
音符をピアノで 弾いて確かめたり
フランス語を セリフとして 朗読したり
初心に戻して
悩みながら 曲作りを チェックして
心理もチェックして

そして 本番は それなりに 完成している
つもりですが
後で 舞台のDVDを見ると
やはり まだまだ 理想通りの歌手ではないリリさんです。

まあ そんなものでしょう。

相当に マシになってきてはいるーーーと
信じて また 精進を楽しみたいです。

プロもアマチュアも
本番があるから 稽古があり
稽古があるから 本番という ケジメが
必要なのですが

それらの一連の精神と肉体の 磨き込みが
音楽生活の醍醐味です。
そして
生活も 人生も まったく 音楽生活に似て
繰り返しの 磨き込みが 生きる醍醐味なのでしょうねぇ。