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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 七月の思い出 我が留学記

2015年07月06日 23時24分50秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 七月の思い出 我が留学記



七月は この七年間 私にとっては 
NHKホール でシャンソンの祭典
パリ祭に出演するという 思い入れの深い 月ですが

7月14日は フランス革命記念日で
日本国内でだけ その 革命記念日を パリ祭と 呼んだりします。
パリ中が 軍事パレード や 軍用機の旋回
など 夜は花火で 
人が老若男女 わんさか 繰り出して盛り上がります。

私が 生まれて初めて ヨーロッパ ベルギー
フランス語圏に留学したのは
1984年 7月11日 29才

ベルギー大使館から 学生ビザを 貰い
初めての 海外 しかも お一人様

ベルギーは オランダから1831年
7月21日に独立した
フランス語圏
パリから 北300キロの 地
ロータリー 財団奨学生として 留学したわけです。

あの頃は 北回りのサベナ エアラインというベルギーの
飛行機会社の 便で
たしか アンカレッジ経由 20時間近く 掛かる時代でした。

首都 ブリュッセルは
東京と比べると とても寒く感じ
夏の太陽が 燦々で日が暮れなくて
夜10時まで明るくて
驚いて しまいました。

現在のような情報社会でもなく
携帯電話もFAXも無くて
全てが
当たって砕けろ ・・・出たとこ勝負・・・・
まずは 自分で 何でもやるしかない・・・
フランス語しか 通じない・・・

そして 私は 毎日 ビックリ仰天の留学人生を
29才 七月に 開始したのです。
まるで
私の 独立記念日 革命記念日みたいなものです。 
 

ブリュッセルの 留学生受け入れホスト ロータリー家族
レダエリ氏一家が
私を 誘ってくださって
7月21日の 独立記念日の
国民が 花火や軍事パレードを楽しむ祭日に

レストランで ムール貝と フリッツと ダームブロンシュ
ベルギービールを ご馳走になり
天にも昇る 美味しさに

「あー ベルギーは 文化国だわー 食事が美味しい国は
文化があるもの」と
本能で感じたものです。

夜 王宮公園の花火を 見た時は もう夜11時半頃で
夜10時過ぎないと 暗くならず
夏の花火は 日本の開始時間とは 違うし
群衆の 多さにも 
仰天したものです。

しかも 寒くて 寒くて・・・
30年前は ベルギーの七月は 寒かったです。
八月になると 更に寒くなり
日本の12月の様な 寒い日もありました。

生まれて初めて
フランス パリに 行ったのは その年の10月か 11月
秋でした。
国境があり ユーロではなかったから
ベルギーフランから フランス フランに
両替して
オーバーを 着て 行き
寒くて ブーツを パリのランバンで 買いました。
まだ 記念に とってあります。
パリで 初めて買った ブーツ。29才の 思い出です。 

留学した あの頃の 好奇心満載な私
元気溌剌な私 欲しいモノは 何でも購入しちゃう散財型は
相変わらず 同じですが

数多の一人行動で 失敗も多かったけれど
お蔭様で
日本人と日本語を 話さないので
フランス語が 早く上手になりました。

27才で フランス語開始して
ラッキーにも フランス語の奨学試験に 付け焼刃集中勉強で
(数時間寝る時間以外 三か月間 丸一日 ずーっと フランス語漬けで
勉強した 記憶があります。)

たった三か月の フランス語オタク勉強経験ですが 
受かってしまったものの
やはり
とてもとても 難しいフランス語の発音ですから
なかなか
綺麗には 発音できるものでもなく

留学してから
ホストファミリーのレダエリさんの 
奥さんジュリエンヌには 
留学後 ずーっと
フランス語発音では 叱られっ放しでした。

ジュリエンヌは 典型的なピアノの先生だから
怖くて
それはそれは 諦めない 厳しい人でした。

びくびく 会話したものです。
それも 今となれば 有難いわ。

七月になると あー 私の 記念の月なんだなー
と 思いが深く 運命を感じます。

こうして 昔を振り返ると ラッキーガールだったかも。
無事に 還暦まで 人生の苦楽を楽しみましたから
何にも後悔は ないし
今 現在が超幸福なので

私の過去で  苦労と思った事は 
苦労では無かったのかもー
あの時代に苦労と思ったことは 
全て 人生における試練という経験に
過ぎなかったのかもしれないわー
と 
思えるようになっちゃいました。

七月バンザーイ 革命記念日 独立記念日 バンザーイ
パリ祭 バンザーイ 

現在の幸福にバンザーイ

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 2015年パリ祭 7月11日土曜日出演

2015年07月06日 02時52分26秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY 2015年パリ祭 7月11日土曜日出演

毎年 この季節 
シャンソンの祭典 パリ祭が NHKホールで開催され
その舞台に出演することが
私の人生での
一年に一回の 大イベントに なってしまいました。

NHKホールという 同じ大会場ではあるものの
舞台装置は 毎年違い
階段の位置や 幅 段差も違い
毎年 怖かったのに
今年は 何故か わくわく します。

七度目の出演で
過去の あらゆる 自分の欠点 ミス
後悔を 考え直して 

曲目 衣装 振り付けにも 自分自身では
より 工夫を 凝らして
前年よりは
成長したいと
一年間の 精進の目標になっています。

出演した初回から三回目までは カメラが回っていて
テレビに 映るので
目線 指 何もかも 万全に・・・と
緊張感が 特別でした

今は テレビ放送がなくなり
あの時の 恐ろしい 緊張感は無いですが

舞台の上では 全身を 臨機応変対応型の自分に
神経を研ぎ澄ませて
ミスのないように
パリ祭のシャンソン一曲歌唱にかける
煮込み時間は 半年以上です。

そして
3500人のお客様に対する 愛情の量とパワー
エネルギーを 届けるには
日々 心身を鍛錬する以外に
方法は無いなーと 
パリ祭に出演するようになってから
ますます 感じ出しました。

出演依頼が 昨年末ですので
七か月間は 頭の中で イメージして生きています。

本日は 本番六日前
衣装を着て 通しリハーサルでした。
今週 金曜日は 舞台で場当たりして
舞台装置を 見れて 階段の段差なども
経験できます。


そして土曜日は 場当たり ゲネプロ 本番
衣装を着たり 脱いだり 着たり・・・
大きな舞台を 上り下り 楽屋と舞台を何往復も
繰り返し
待つことも 長い一日です。

何しろ 一曲三分 歌うのですが
三時間に及ぶ パリ祭です。

今年のピアフ生誕100年 は 楽しそうです。
皆さんの舞台を 見させていただき
歌唱を聴かせていただき
嬉しかったです。
そして
本日は 無事に リハーサルしたので
また 
今週は 当日まで
初心に戻って 練習いたします。

自宅に戻り
音楽の神様に感謝の気持ちが 湧き上がりました。
昨晩は 睡眠薬飲まずに 眠れたし
精神的にも 幸福感に満ち溢れていました。

この幸福感に 感謝です。