シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY フランス語訳詩 字幕シャンソン

2015年04月26日 03時38分52秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY フランス語訳詩 字幕シャンソン



先ほど

やっと 内幸町ホールの 字幕の為の
フランス語 要訳が 全て 完了しました。

今まで 松浦進一さんに お願いしていたのですが
突然に 今年二月に他界 なさり
今回は 息子さんの 松浦圭さんが
初めて
跡継ぎとして 字幕を出してくださいます。

もう 既に どれくらいの 対訳 要約をしたか・・・
私自身 計り知れません。
女言葉 男言葉
娼婦風 娘 風  貴婦人風 
一応は 話し言葉として 分かりやすく端的に

スクリーンで 一瞬にして 理解できるように
するので
レコードジャケットの 全訳 対訳とは 違います。

なので とても 苦労するのですが
そこは 感性 感覚 
歌手としての私が 伝えたいニュアンスを
凝縮します。

日本語に訳した ジャパニーズシャンソンは
時とすると
全然 別の歌詞がついていて
カバー曲 みたいで
メロディーは 同じですが フランス詩の原詩と
まるで 違う時があります。

特に 懐かしき恋人の歌とか 愛の讃歌とか・・・
恋心とか
他にも ほとんど 
日本語シャンソンは
フランスの詩人の 原詩内容ではないので

えーえー?????
と 戸惑いますが
そういう 私も リクエストされれば
ろくでなしとか サントワマミー とか 他にも
昔は 歌いましたし お教えもしました。

1999年に 出した 私の CDでは
シャンソンを 日本語訳でも 歌っていました。

でも いつのまにか
それが 心理的に心情的に 信念的に
出来なくなってしまいました。

今は
フランス語の原詩シャンソンしか 歌わないし
教えない。
妥協できない 一途な私の気質が 加齢とともに
ますます 自分に厳しく なって来たみたいです。

でも
今回の 内幸町ホール出演の お弟子さん達23人 23曲
素晴しい フランス語です。

一言一句 内容を把握して 自分の言葉として
歌えるように なりました。

明日は リハーサルを 成城の我が家で
いたします。
29日本番の為の あがり稽古です。

振り付けも ステージングも 一人練習の時と
リハーサル ゲネプロ 本番の時では
まったく 違ってしまいます。

あがる・・・と 思わない人でも あがるものです。
あがらない 人など いるわけないし
あがっていることが 分からない程 舞台慣れしたとしても
やはり あがっているものです。

もし 冷めきって あがることも 出来ないならば
わたしは プロ歌手を 辞めるかもしれません。
鈍感になった 証拠の様な気がします。
慢心の証拠かもしれません。

そして あがっているのに 
平素の修行 生活すべてが表現に結びつき
舞台で無心に泳げた時
あー 私は 歌手なんだわー
と 思える瞬間です。

でも 無心に・・・なかなか なれないものですね。

肉体を 柔軟に シャープに訓練しつくし
セルフコントロール 気遣い気配り機敏に・・・と

人間研きの道が 芸道精進の道だと おっしゃっているように
人間国宝の 玉三郎の 先日のテレビ録画で
感じました。

技術維持や精進 表現力の哲学 なにもかもが
生きる道と 似ています。
あー この先 長いのか 短いのか・・・
とにかく 生きているから 生き抜かなくちゃー
なのですよ。

肩の力を抜くことも 必要。
自分を 追いつめすぎると 表現が固くなる。
真面目過ぎて 面白みも無くなる。
縛ったり 緩めたり・・・色々 自分づくり も 難しいですねぇ。

そんな 色々な生き方と 生きる為の 
修行の道を マダム藤倉が 背中で見せて下さるので
わたしは 人生街道を 堕落せずにすみ
感謝。そして 出会えたことは ラッキー。