シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY シャンソン夏修行

2014年07月26日 03時27分49秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY シャンソン夏修行


声楽家になる為に修行していた時代
声楽家として生きていた時代
一番の敵は クーラーでしたので
夏場クーラーの中で練習したことは皆無でした。

なので
今 この猛暑の中で 防音室に籠り
自分の体温と同じ気温の部屋で 歌っても
一時間以上経たないと 汗も出てきません。

歌手は クーラーの中で 一晩でも寝たら 
翌日声は出ない
というのが 声楽家の常識です。

冬場は 毛布を頭からかぶって 
冷たい外気が喉に直接入らないように
暖房器は付けないで寝る というのも 常識です。

マイクで歌わない声楽家というのは 或る意味
スポーツ選手と同じくらい
肉体管理の世界でしたので

今の私は マイクという拡張器のお蔭で
以前のように 身体に対するナーバスさは無くなり
ありがたいですが

習慣は身についていて
クーラーは 怖い。
筋肉の敵みたいに思っています。
気管 肺 声帯 呼吸器 は 湿度と暖かい空気が
大好きです。
喉が悪いと 吸入するでしょ。
乾燥と冷気は危険。

それでも 
猛暑の ここのところ
歌の練習の時 バレエ ストレッチの時以外は
クーラーつけていますよ。

声楽家時代は つけませんでした。
マイカーの中でも クーラーつけなかったもの。

今は ありがたやー
快適生活をシャンソン歌手になってから 得られましたが
万が一 停電した時
クーラーが無くても たぶん それ程苦痛に感じないかも
しれません。
長い長い 肉体試練の声楽家時代が 
私を忍耐の体にしたみたいです。

夏場
ブラボーパパの寄贈生花
今週は 私の留守が多いので らんらんらん 蘭です。
綺麗。ありがとうございます。


 

シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY クラシック音楽の世界

2014年07月26日 02時51分29秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイLILI LEY クラシック音楽の世界


本日金曜日は 勝本章子先生主催の 夏の豚カツ会
毎年 この時期に開催してくださり
お声を掛けて下さり
先生自ら 前の晩 留守電に「玲ちゃん 明日ですよー」と
入っているほど

もう三か月も前から 空けておいてねーと
皆さんの都合の良い日程を選び
きちんと 会を開催してくださり
なんと37名もの 方々が いらしていました。

参加者のほとんどは 二期会オペラの スター歌手達
音楽界の大先生達や クラシック音楽 
勝本先生のファンや 教え子さん達
ですが

私自身が 二期会に所属していた時代
同じ舞台で 一緒だった歌手の方もいらしたり
当時 憧れの気持ちで 舞台を拝見したプリマドンナも
大勢なので
シャンソンとは違う 別世界の音楽界です。

勝本先生に
私が高校一年生の一年間だけ
週に二日間くらい プライベート レッスンして頂いた時代
既に 目黒在住で
同じ場所に暮らしていらっしゃるので

夏場は 目黒の 豚カツ とんき
冬場は 目黒の 中華  香妃園が 会場で
年二回の 集まりです。

先生は 私にとっては一年間だけの先生でしたけれど
コロラトゥーラのプリマドンナでしたので
東京文化会館やNHKホール で
オペラを 沢山見させていただいたので
今も 脳裏に その姿が浮かびます。

まだ 音楽や オペラ 声楽のことを
何も分からない 私は
無心で 一年間 高質なレッスンを
して頂いていたのだと思いますが

先生から教えて頂いた発声で
自宅に帰り 毎日 発声練習して
イタリア歌曲の練習すると
肉体全体を使うので
眩暈がして 酸素欠乏で 苦しくて 倒れ込んで
歌うって なんて 苦しくて なんて辛くて 悲惨な作業だー


あー
もう 後ろには戻れない。やるしかないけれど
身体が 辛すぎだわー
マラソンよりキツイー バレエよりキツイー

その後も 歌うことが肉体の試練であることには
変わらなかったけれど
小さい痩せた 体が私の楽器でしたから
クラシックの声楽家という
人間が楽器で 肉が声を弾く という
声の機能を知れたのは
勝本先生の お蔭でした。

今は マイク歌い の私なので マイクなしの声楽家では
なくなり
声の大きさや 声の美しさだけでは表現できない
シャンソンという ポエムの世界に生きていますが
私の声の基礎を作ってくださったという意味で 
私の恩人であることに かわりはありません。

藝大の毛利準先生も ベルギー時代の先生達も
シャンソンの芦野宏先生も
私は 良い先生に恵まれました。
共通点は どの先生も 音楽に対して純粋で
厳しかったけれど まっすぐな心と人間としての優しさ
が 暖かかったです。

ありがたい 音楽人生を 生きさせていただいて
感謝 の気持ちが湧き上がります。
ありがとうございます。