シャンソン歌手

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シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 長坂 玲 音楽家魂とシャンソン

2013年08月02日 01時37分32秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 長坂 玲 音楽家魂とシャンソン


八月になってしまいました。
でも 朝夕が涼しいので とても 有難いですねぇ。
クーラーは 歌手やダンサー 楽器奏者
肉体筋肉を酷使する人たちにとっては
残酷な 不自然空気ですから・・・・
肉体の乾燥や 肉体をじわじわと芯まで冷やしてゆくので
喉や 気管 肺 声帯にも 危険です。 

一日 水曜日は午後五時から11時まで 六時間もの間
初台のノアというスタジオの一番大きいグランドピアノの部屋で 
九日の 「リリ・レイ エディト・ピアフを歌う」コンサートの
バンド合わせでした。
うどんこさん近藤正春さんが パリから昨日帰国して
パーカッションとドラム の宮崎仁さん(芸大打楽器課卒の 後輩)と
お馴染み 芦野先生の ベースを弾いていた 店網邦雄さん。
やはり 芸大後輩 日本人では唯一人
私の舞台にお招きする ワニ子川島豊さんも 途中から参加して
皆で リハーサルいたしました。

六時間 ぶっ続けで 笑顔で 前向きに
練習し続ける体力と集中力と 気合いは 我々の共通魂です。
誰一人 不機嫌にもならないし 疲れた顔もせず
冗談言って へらへら。
体力あるなー 皆。

パンや飲み物を 束の間の合間合間に かじる程度
煙草も 私は五から六本しか吸わずに 歌いっぱなし。
無事に21曲を 数回つづ 稽古して六時間
でも 私も体で歌うから どんどん 声は出てくるし
フルボイスでも 疲れないのよね。

籠りっきりで 共に 音楽家の精魂を 注ぎました。
素晴らしい 作品ピアフさんへの 追悼コンサートとして
恥ずかしくない魂での コンサート舞台に仕上がりそうな
予感がしてまいりました。

企画から 構想の段階で 哲学思想を 私なりに
しつこく煮詰め 説明してプログラム作りし
全体像としての 舞台のメリハリ
音楽家である私の全ての ノウハウ
舞台人として 空想設計出来る限りの 心理描写。
観客側にいたとして 私が欲しいものを 考えつくしました。

ウドンコさんは 私の音楽性を信じてくれて
パリのテイストも 加味してくれて
パリ帰りほやほやの アレンジは 生き生きとしています。
なんと 名アレンジャー なんでしょう・・・・

演奏家には フランス語ポエムを 私の訳を読み上げて
内容を説明してから 演奏して頂きました。
イメージは大切です。
言葉があるのは 私の声という楽器のみで
他のバンドの皆さんは それぞれの楽器で
ポエムの雰囲気を 支えてより膨らませるのですから。

ワニ子さんと私のデュエットや 踊りも これから
更に 磨き上げるし
ウドンコさんも これから 当日まで 悪戦苦闘するそうです。
みなさん
今回の ピアフのリサイタルの舞台で 私を支えてくれ
生かしてくれる 凄腕のミュージシャンです。
有難いと思いました。

明日から 受験勉強体制で 私は 頑張ります。
ウドンコさんのアレンジが超かっこいいのですが
リズムが 変化球 凄い。超難しくて わぁおー 
芸大出たからって 本日出来上がってきた 楽譜で
歌うのは四苦八苦でしたから 音楽歴百戦錬磨の
私でも がちょーん。
カッコよく聞こえたり 見えたりするものって
やっぱり 超技巧。
しかし それを さらりと 簡単そうにやるのがプロさんですから
「今週 受験体制で がんばりまーす」と宣言したものの
内心は 私は ひやひや。やるしかなーい。気合いだー。

音楽の神は なんと厳しく そして なんと愛が深いのでしょうか。
長い長い苦しい練習時間も肉体酷使も 
宇宙美を探し求める 果てしない旅の様でもあります。ただ 感謝です。