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シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 長坂玲 気合いのパリ祭稽古

2013年07月07日 01時27分20秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley 長坂玲 気合いのパリ祭稽古



早くも 梅雨が明けたようです。
しかも
インターネットニュースによると
どうも今年の夏は1000年に一度くらいの猛暑になるらしい。
本日も 外は相当に暑かったようで
生徒さんとのレッスンの時 クーラーを入れましたけれど
私は ニットのカーディガン着用していました。

夜は 勿論 アフリカの部屋で クーラー無しで過ごします。
明日は
パリ祭の いよいよ 全幕通し リハーサルが
あります。全部で三時間の舞台で
私の出番は ソロ曲入れて 三回ですが
衣装三回着替えるし 用意するものは本番と同じですから
忘れ物しないように
まるで 旅行に行くみたいに チェック チェック。

何度も 三着の衣装を着てみて 靴を履いて 鏡に映して
気に入らない ウエストや胸のラインがあると すかさず
裁縫して 体の線にぴったりに直して アイロンかけて
汗が たらたらと 床に落ちます。
毎度毎度の 事です。
直ぐ 痩せちゃうから仕方ありません。

それでも
クーラーは我慢。筋肉のため 気管のため 声帯のため。
明日への恐怖で 既にドーパミンが噴出しているらしく
咳は 全く出なくなりましたよ。
痛い 痒い 精神や肉体の苦痛などより 舞台の方が怖いから
私の精神は宇宙へ 飛んでしまっています。

あー 明日のリハーサルは 怖いですよ。
衣装つけて NHKホール
3500人の舞台ステージと同じように テープがはってある
つづきスタジオで 番号のふってある 床や 階段想定の場所を
舞台だと思って 指示通りに 動いて並んで
歌ったり
自分のソロは 階段下りて ステージ横切って
又 階段登って・・・・
衣装の裾 ハイヒール 入念に 用意して
自分の振り付けも  アンサンブルの振り付けも
フィナーレの並び方も 立つ位置や動く位置の番号を頭に入れて
あーあー 大丈夫かしらん。
舞台は 小さいのも怖いけれど 大きいのは ますます怖い。

だからこそ
私は自分の精神力や 気弱さを乗り越える楽しみも
見出しているのです。
無口で 消極的で おとなしくて 弱気で 出しゃばりが大嫌い
だった12歳までの 私が ここまで 一人果敢に重責を
担えるように 成長しつつあるのだから・・・
毎度 反省と自責の念にかられながら
こんどこそ もっと しっかりしよー玲子ちゃん・・・みたいに
舞台で 自分に気合い入れて 肝試しです。

でも 頑張らず自然体でいつものように 楽しみます。ケセラセラ
心がけて 音楽の神の為に 無心に・・・祈るように歌います。
私の完璧な思想と主張の自由は 舞台の上。
水の中で泳ぐ魚の様に私は 舞台の上が楽で一番好き。
一歩舞台を踏めば 私一人の世界。
思想 哲学 経験を通して すべてが私の肉からできた声作品で
私の人生と性格が凝縮して嘘はつけない。
見栄も 外聞も カッコつけもない。
インスタントでもない。長い長い半世紀の私自身。
良くも悪くも 全て私の責任。やるしかない。気合いだーーーーぁ