シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley  ジョルジュ・ムスタキのミロール

2013年05月24日 02時08分09秒 | Weblog
シャンソン歌手リリ・レイ Lili Ley  ジョルジュ・ムスタキのミロール


エデット ピアフの恋人だった時に ミロールというシャンソンの詩を
提供したムスタキさん
本人の歌は ギター弾きながら 淡々と語るようで
私の孤独とか 私の自由とか なのですが
ピアフに似合う歌は やはり それは 娼婦の慈愛が漂うポエムです。

ムスタキはユダヤ系 ギリシア人で エキゾティックなシャンソンも多いわねぇ。
亡くなっちゃったのね・・・

先日 シャンソン館で 歌ったミロール・・・

女なら誰にでも・・・かなー ・・・分からないけれど
少なくても 私には その娼婦性 は理解できるわ。
でも 教育や知性や育ちなんかが 邪魔するだろうし
必要性も無かったから
身を売ることは 無いし 自分一人で何とか食べていけるから
男性に頼る必要もない 自由恋愛の時代の人間として 生きていけるけれど
戦争のあと 仕事も無くて 男性も戦死していて
食べていくすべが 無かったとして
死を選ぶより 生き抜くのだろうなー  強い女の一面よね。

・・・だったら とか ・・・・なら
たられば の話はできないけれど 役者は演じなくてはならないから
色々 想像して 自分のセリフが嘘でないように
よーく 読み込まなくっちゃ。

もう一つ 大好きな娼婦のシャンソン 
「モン レジョネール」私の外人部隊の兵隊というピアフのシャンソン
はパリの ジャックリーヌダノにも イヴォン にも
リリに 似合っていると 言われたから・・・
昔 日本語とフランス語で 舞台で歌ったことがありますが
全部 フランス語で 今 練習しています。
先日 ウドンコさんに 詩を読んで アレンジを頼んだら
まさに ワニエさんの歌よね・・・だって。

IL etais mince 彼はスマートだった Il etais beau 美しかった 
砂の香りがした。Mon Legionaire

うーん 私の好み????
確かにハンサムで 男臭いタイプは 好きだけれど
よーく 過去を考えてみると恋に落ちたのは 
けっして そんなタイプだけとも限らない。
恋も愛も 天使が ある日 魔法をかけるだけだから・・・

私から好きになるとか 相手が一方的に好きになるとか・・では
恋愛事には なりえない。お互いが一目ぼれ するから 恋愛になる。
一目ぼれと言っても 突然とか ではない場合もあり
普通の友達とか 知己だったのに
天使が 歳月をかけて 魔法にかける事もあるし・・
よく分からない。恋愛も 結婚も あまり私には複雑ではない。
好きか 嫌いか 相性が合うか合わないか 楽しいか つまらないか
自分らしく居れるか・・・
娼婦の恋は 一夜の恋。体なのか 心なのか 魂なのか・・・恋。愛。
そういえば
ベルギーで よく言われた・・・日本人は 分けて考えすぎるって。
本当の愛は みっつ一緒なんだって・・・・
でも 日本のカルチャーって 違うから 私は 日本人らしく
振る舞ってしまうけれど 人間の本質はどうなのかしら・・・
まだまだ 良く分からない。
シャンソンのフランス詩の心理分析は 文化の分析でもあり 
人間分析でもあり
結局のところ 自分の中の 女分析なんだなー はーぁ 道は長い。
芸の道は長い。ため息です。



 

シャンソン歌手 リリ・レイ Lili Ley   何もしない木曜日

2013年05月24日 00時04分12秒 | Weblog
シャンソン歌手 リリ・レイ Lili Ley 何もしない木曜日


爽やかな 太陽がきらきら 鳥がさえずり
木曜日は 「何もしなーい」「だから 目覚ましもかけなーい」

ゆったり起きたのに 何だかんだと 業務連絡したりして
昼過ぎ
はっと 気が付けば
洗濯もの が たまり 部屋は 舞台衣装が散乱
冷蔵庫の 中は空っぽになっているし
庭は 草ぼうぼう 
家の日常業務が 滞っている状態です。
暑くなり始めると 私は嬉しいけれど 家の花達は 直ぐに ぐにゃりんと
してしまい 新鮮な冷たい水を 欲しているらしい。

日曜日 二回続けて 舞台があると やはり
私の眼は 楽譜に釘づけで 頭の中は クリエイティブ作業で一杯
なので 自宅の自分の部屋や個人の居間は 整理整頓が乱れています。

見回しただけで 気落ち。
綺麗に 整然とした場所に居ないと 私は 生きていけない癖に
コンサート活動の練習に夢中になると 周りが見えなくなり
はっと 気が付き 今度は 掃除婦に専念。

「あー 今日は 日仏学院のカラオケシャンソン授業さぼりたいなー
昨日の ボードレールの美的な詩のあとに 世俗的な カラオケ
シャンソンで せっかくの休日を カラオケ音聞くの いやだなー」

珍しく さぼりました。
そして 街に出て 食料調達したり 銀行やら振込みやら
そして 材料買い込み 自炊して 掃除して 洗濯して
庭の葡萄の 剪定して 一日が終了。

一日は あっという間に 過ぎてしまい
一日誰とも口をきかなくても 勉強も練習もしなくて
やることが 山ほどあって
カーテンを開けたと思ったら
もう 〆る時間になり
満月が 私に 笑っている。「いいんじゃない。たまには なまけたって!!」

都合の良いお月様の声が聞こえてきたので
初夏の 宵は ぽけーっと インターネットニュース 眺めて
「へぇー 偉いな 80才で エベレスト登頂なんてー」
「へぇー株が下がったんだー」
「ムスタキが コートダジュールで79才の天命を全うしたんだ」
などなど
受動的な 好奇心満たして もー寝ようかなー

パリの長南さんから頂いた種から育ち 毎年咲く 河原ナデシコが
そろそろ 咲き始め
アジサイも色づきはじめ
でも パンジーも まだ生きていて 
ブライダルベルが 雑草より元気に 庭に繁茂し
まだ蚊がいない 湿度も無い 風も吹かない 穏やかな初夏を
自宅で楽しみました。これって 普通の日曜日感覚だわ。
たまたま 木曜日なだけで ワンデイホリデー  一日バカンス。

不思議に
綺麗な ブルーの海が見たくなりました。
波の音が聞きたいなー
ぽけーっと 副交感神経の世界に
のんびりしたいなー
しばらく 砂浜に行ってないし 肌も焼いていないし
海に行きたい。ラメール の世界へ 水着着て 砂で転がりたいなー

随分と まっとうな人間に戻れている気がします。
今年から一日 自分の木曜日を作れて 本来の私に戻り始めています。
五感の 快楽の過去のノスタルジーが 蘇り
またまた 若いころのように 海が恋しくなりました。

ハイビスカスの香りの 香水瓶があったので それを振り掛けて
海で遊ぶ 夢でも 見ようーっと。