シャンソン歌手

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シャンソン歌手 リリ・レイ Lili Ley ノスタルジー の香り

2013年05月21日 03時48分40秒 | Weblog
シャンソン歌手 リリ・レイ Lili Ley ノスタルジー の香り


昨日の日本シャンソン館のシャンソンの一日は
私にとっては とっても嬉しくて 楽しい日曜日でした。
一年に一度は 日本シャンソン館の コンサートホールで
私の 可愛いお弟子さんたちの 晴れ舞台を 芦野先生に
聞いていただいて ご指導いただきたいなーと
思い 私もお弟子さんたちも シャンソンの聖地メッカへ
出向くような 気持ちで 参ります。

芦野先生が他界なさられたとは 思えず
不思議な 感覚ですが ぴりっと 身がしまる気持ちです。

昨日は 実は 私はとても幸せでした。
子達が 年々 上手になっていることを ひしひしと感じ
走馬灯のように 自分が 初めてシャンソン館で 歌った昔の
ノスタルジーが 蘇りました。

経験は宝物ですね。
けっして 舞台に慣れるということは ありえないけれど
初めて 芦野先生の前で 歌わせていただいたとき
私は 緊張で舞台の段のところに躓いて転んだり
動転して めちゃくちゃな 歌詞になったり
あらゆる 失敗があります。
靴や つけまつげや 化粧品や 楽譜まで 忘れたこともあります。

いったい なんで これほどまでに 失敗するのかと思うほど
我が人生において 歌手舞台人生でも 失敗だらけのようにも 感じます。

まぁ それでも なんとか半世紀過ぎた人生。
もう ひと頑張りだわねぇ。

お弟子さんたちが よく練習してくれて 難しい長いフランス詩を
綺麗な姿で 品よく歌ってくれて 
私は 子供を産まなくても 母の気持ちを味わえて
良かったーと つくづく思いました。
先生・・・という 意識は 私の中から掻き消えて
何だか 音楽仲間のようでもあり 愛情があふれ出てきて
お弟子さんたちの シャンソンに 聞き入り
真っ先にブラボー と 叫んでいました。
先生が 生徒に ブラボーって 叫んでしまうなんて
これって ちょっと 身びいきなのかなー????

でも
今朝 厳しいマダムFUGUKURAが お電話で
「玲さん 良かったわー また お弟子さんたちと コンサートするときは
日本シャンソン館へ 聞きにいきますよ」
っと・・・・
確か つい数年前は「お弟子さんたちとのコンサートには
行かないわよ」だったのですが
皆が 上手くなってきたので 成長が楽しみになってきたみたい。

そうなのですよ。
成長・・・芸の精進は 永遠なのですが
成長が ストップしてしまうことが 多いのです。
慢心とか 慣れとか 希求心の欠如とか・・・
色々 精神 肉体 経済 すべての条件を乗り越えても
続けられるかどうか だけですから・・・・

お稽古事 習い事 ずーっと 真面目に続けているだけで
ぐんぐん上達して とても うまくなってしまう事もあるし
コンクール一曲を たまたま上手に歌って 入賞しても
実力不足で ぼしゃり・・・なーんていう事もあるし
プロになってから お客様に媚び売ると またまた それも
品が無くなるし・・・かといって お客様あっての
人気芸人だし・・・・まぁ 舞台人というのは
不思議ばかりの世界です。

三十代の後半まで 声楽家の私が 何故に今シャンソン歌手なのかも
不思議で 不思議で
謎です。
なにもかも 過去は ノスタルジー
そして 今日は ノスタルジーに浸るかわりに 日帰り温泉に浸りました。

私の辞書に「めんどくさい と 疲れた は 無いのよー」 
と 私はケセラセラ いつも能天気で元気溌剌 で居たいから
そう 暗示に掛けて 夜 十時過ぎに 宮前平掛け流し・・・
海藻リンパマッサージしてもらいました。
満面の笑顔で 深夜一時過ぎに帰宅して 夜食。
明日はバレエストレッチ 明後日 明々後日 は日仏学院。
そして
そろそろ パリ祭の稽古も始まる。
八月のピアフリサイタルの チラシもシナリオも 制作しなくっちゃ。
それより 六月は 三回 真剣舞台本番があるから
ぴんぴん ぱりぱり 少しは艶も出して
えーい気合いの 肉体と精神に 
しておかなくっちゃ・・・です。
痩せている場合じゃない。もっと 食べなくちゃ。
疲労なんか している場合じゃない。

一階のスタジオには ピーばばの山ほどの市場の花達が香りを
放ち・・・二階では 一人きりなのに 香水なんかつけて
アロマ セラピー。甘い夢でも みましょーっと。
昨晩はソファーで 気絶したから 本日は 畳の上で 真っ当に寝なくちゃ。
ノスタルジー 恋の夢 でも 見ようー
現実は 暫く 休火山 か 死火山。
富士山だって爆発しない方が安全で平和。