シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

シャンソン歌手 リリ・レイ LILI LEY パリのテレビっ子 開始

2013年01月16日 12時44分52秒 | Weblog
シャンソン歌手 リリ・レイ LILI LEY パリのテレビっ子 開始

フランスのテレビは 面白すぎる。
美しいし シャンソン番組や コンサートや 舞台の番組が
コマーシャルなしで 最高に大人っぽいので 大好きです。
時々入るコマーシャルも
ニュースや 天気予報でさえ
美的で 美男美女しか 画面に映らないので あー 
ため息ついて
口を開いたまま 見とれています。
でも
街には あまり美男子がいないわ。そうそう 昔イタリアに
楽譜を買いに行ったとき イタリアは 肉屋のおじさんも
タクシーのお兄さんも 皆 ハンサムで びっくりしたけれど。
テレビでは 皆ハンサムさん 美人さんばかりの フランス。
お化粧の仕方や ニュースの おねえさんのファッションやヘアー
も 大人の世界で
日本の 子供っぽい 若作り感性とは 別世界だわ。
なぜ 日本のテレビは 漫才や
子供ぽい 歌手が多くて それに 整形したり
若作りしたがるのだろう。若い子供 ロリータ趣味なのだろうか。

こちらに来て テレビは見たかったけれど
昨日まで 自分に禁止していたので
やっと 解禁して また 朝まで 見続けてしまいました。
コメディーフランセーズの 演劇の舞台の中継番組は
最高に 面白かっさたし 衣装も 化粧も 芝居も
舞台装置も しゃれていました。
本当に リアルに べっちゃりと男女が口づけしていて 凄いなー
男性の俳優さんが 涙も 流していた。

SHELIAという スター歌手の十代から おばあさんの現在までの
世界的な活躍や芸歴と 人生を 長く放送していて
とても 楽しみました。

今は明け方ですが 美人の女性が グレーのパンツに グレーの
ニーブーツで 膝を組み 
Tシャツ風のグレーベージュのニット で ラフなヘアー
スタイルで ソファーに座り クッションに肘を乗せ
美しいフランス語で 文学を朗読しています。
けっして 胸が大きいとか ぶりっ子ではなく
マニッシュ なのに 大人の女なのよね。
すべて パリで見るテレビは 画像が素敵です。

そうそう
YVON の お姉さまは 凄い美人で 10才年下のご主人と
我が家の近所にブティックを 営んでいます。
そこで 今日は 沢山 洋服を買いました。
YVONも今日は そのお店で 働いていました。
コンサートの翌日なのに 偉いわねー。働き者ね。




シャンソン歌手 リリ・レイ LILI LEY パリに雪が舞う

2013年01月16日 12時42分24秒 | Weblog
シャンソン歌手 リリ・レイ LILI LEY パリに雪が舞う

昨日から パリは とても寒くなりました。
太陽が 見えていたと思ったら 夕方は雪が舞い
外は寒い寒い。
部屋は Tシャツ 素足なのが 救いです。
 
昨日のコンサートの後
長い修行のような レオ・マルジャンヌの 名曲練習と発表
への 責任の重責が 解き放たれて
何だか どーっと 脱力して パリのアバルトマンで
朝まで ぼけーっと してしまいました。
睡眠薬を飲んで やっと 寝つけました。

コンサートの後で ウドンコさんと
「修行だったわねぇ。本当に 二人とも 忍耐強く ずーっと
音楽の為だけに ひたすら 練習したわねぇ。出来る限りの
事をしたし 知らない マルジャンヌの曲を 勉強できて
楽しかったわね。仕事もしないで ただ 24時間練習できるパリでの
生活に 感謝だわね」と 別々のアバルトマンで
それぞれ が 孤独のなかで 自分に鞭打って 練習したり
時々 スタジオ借りて 合わせたりして 
ガンバリズム仕事師的 音楽家の絆みたいなものを感じたものです。

目が覚めて 朝
ここはバリだと気が付いたのですが
日本と同じで コンサートの後は
部屋中が ものすごく散らかってしまうもので
衣装や 化粧道具 はずした つけまつげ
楽譜 チラシ 録音道具 頂いた花や お菓子が
あちらこちらに 散乱している。
ギャー 部屋も掃除してなくて 埃だらけ。
履く下着も タイツも 売り切れ・・・・
冷蔵庫にも お財布にも 何も 入っていません。

要するに 宇宙へ飛んでしまっていました。生活が 無くなっていたみたい。
ウドンコさんから メールで
今回のチャンスのお礼の内容と 掃除洗濯に追われていると
書いてあり
そうよねー 我々は音楽脳 付き 肉体労働者で
コンサートの 
練習に追われると 音楽 音符宇宙へ行ってしまいますから
重要な舞台が終わると 地上生活に 戻り ギャー
何もない。
地上世界へ戻り まいったまいった!!!
それに
体中が 痛い。高いハイヒールで 長時間立ちっぱなしで
ウルトラ級の 振り付けしたから・・・
高瀬多佳子さんの教えの ストレッチは 舞台前もしておいたけれど
また 筋肉を伸ばすために 埃だらけの部屋に
転がって 痛い痛いと 唸りながら 筋肉を伸ばし 
体を整えました。 

YVONが 朝 早々に コンサートの成功とお礼の電話をくれて
私を 彼のコンサートの一部に 呼んで良かった 
と 言われて嬉しかったです。
彼に すでに沢山のメールや 連絡があり
リリ・レイは スーパースターだと 書いてあるよ
とか
イヴォンのステージの 二部の最後に 
拍手が鳴りやまないので アンコールとして
二人で 突然に歌ったアンコールのパローレ パローレが
特に 美しかったとかで
午後 さっそくに 彼と会った時に 
沢山の二人の写真や 賞賛のメール内容を 見せてくれました。

褒められると痒いみたいな 恥ずかしい感じなのですけれど
パリで フランス語のシャンソンを歌い語り 芝居し
今回のように ほとんどがフランス人のお客様だと
その後の反応が良いと 
苦あれば楽あり みたいに
やったーわ りりさん
本物のフランス語の歌手になれているのかも・・と
不可能に近い 日本人が訳詩でなく 難しい言語シャンソンに
挑戦しつづけている自分が 愛おしくもなってきます。
一瞬の 自惚れ を お許しください。

東の島国の お嬢さん芸の趣味で始めただけのピアノと
バレエと お絵かきと 声楽。
気弱で 小心で オッチョコチョイの 私が
ただ 愚直に 本物の西洋音楽の美を 求め続けるだけ
でした。
父の死後は 母を養い 父の借財を返済し
父の 残した会社の社員を定年まで雇用し退職金を払い
最期の 店を 震災後 無事に 閉めることが出来
忍耐の一文字 
不向きな経済世界で 経営者として働き続けたのに
神が また 私を 芸術だけの為に学べる時間を
下さったことは
ただただ 感謝です。

YVON は 世界中をLILI と一緒に 歌い回りたい
紹介したい・・・と
言ってくれて 嘘でも お世事でも嬉しい。
長南さんにも夕方 お会い出来 ただ感謝です。
パリの恩師だわ。彼がいなくては
私は パリで マルジォンヌを 歌わなかった。
無知でしたから。シャンソン歌手として 駄目な私。
挑戦する材料さえ 無かった。
無能な 無力な ただ 「修行に耐えて奉仕する」しか
知らない 私は 長南さんに支えられて 助けられ指導して
いただいています。
おかげさまで
毎年 毎年 芸は育っています。ありがとうございます。

ダノから頂いた お守りと ジャンマルクさんから
昨晩 舞台で頂いた 赤い百合の花を 部屋に飾り
六日後に 帰国なので
すこしづづ 帰国の支度を始めました。
ちょっと 寂しい。
お土産も 買い始めました。
日本には 本物シャンソンを愛する弟子たちがいる。
応援団も 居てくれる。決して 一人ではない。支えられている。
リリ・レイの運命は 不思議だわ。
名誉も 富も ブランドモノも 男性との地獄の恋愛も 
偽物も 自慢も過大評価も 見栄も競争も 嫉妬も 嫌い。
シンプルな 音楽生活 練習生活が 良いわ。
時々 舞台があれば その時は 人生を掛ける。
命と魂をささげるわ。
子供の時から ずーっと 同じ感覚。
大人の 世俗的感性が 受け入れられない 音楽馬鹿みたいだわね。
まあー 仕方ない。性分よ。