シャンソン歌手リリ・レイ ＬＩＬＩ ＬＥＹ 夜のお仕事 練習開始

シャンソン歌手リリ・レイ ＬＩＬＩ ＬＥＹ 夜のお仕事 練習開始

三十代後半から 父の仕事を 継いで銀座の お店の切り盛りを
している間に 深夜練習が 板についてしまい
店が終わり お客様の帰った後 ビルの中で 一人練習していたので
深夜族状態は 変わらず 防音室で深夜練習は 最近
仕事みたいに 義務感になってきました。

お台場のマンションに 一人住まいの時
４０代 半ばの頃は 一番経済的にも 精神的にも
目一杯に あたふたして 心身ともに 限界の時代でしたけれど
私は
翌日の 朝は 河岸に注文する為に 起きなければ ならないから
帰宅後 深夜 睡眠薬を飲んでいるのに ずーっと ピアノで
弾き語りしていたらしくて 廊下に管理人から 張り紙されて
「深夜 音を出さないように」と 書かれてあったほどでした。
精神の 安らぎは いつも いつも 練習だったみたいです。

孤独感や 焦燥感や 数多の忍耐の最中 私の救いは いつも
音楽の練習でした。
今も そうなのかもしれません。
但し 銀座の経済社会から
街の 音楽家に なってから 私の孤独は 質の良い孤独に
なり始めました。
経済の数字を 追いかけていると 限りない忍耐で 魂に傷が
つくものですねぇ。
それも 従業員の為と お客様の為と 自分の生きる糧の為で
あった訳ですが・・・・
神は 私に 不思議な 運命を下さって 意図しないのに
色々な 人間社会の場所で 生き抜く術を 教えてくれている
みたいです。
さぁ 今宵も これから 練習しよーっと。夜のハイビスカスから
鋭気を得て いざＧＯＧＯ

シャンソン歌手 リリ・レイ ＬＩＬＩ ＬＥＹ ハイビスカス満開

シャンソン歌手 リリ・レイ ＬＩＬＩ ＬＥＹ ハイビスカス満開

秋の太陽に照らされて
二階の窓辺に 濃いピンクの八重のハイビスカスが
にっこり 満面の笑顔で 咲いている。
あー ありがたい。

この 光景に 満面の笑顔になっている 私がいる。

私の愛で育てて１０年以上
我が家のハイビスカスさんは
寒くなり始めた 秋の終わりに 私に情熱を くれている。

私はずーっと
生徒さんたちが 帰ると 一人きりで
電話もしないし テレビも見ないし
社交的で 華やかな舞台に立つ人とは思えないほどに
静かな 自宅生活を 続けています。
口を利くとしたら シャンソンフランス語を 朗読しているか
歌っているか 花たちに語りかけるか・・・
黙り続けて 一人宇宙の静けさの中に 漂います。

ありがたい空間に 孤独の静寂は 流れて
人間が 生まれて死ぬまで 本当は 一人っきりで 家族や数多の出会い
恋愛 結婚なども 孤独というボディに 着る洋服に過ぎないのでは
と 感じる時さえあります。

仕事も 遊びも 出会いも 美しい衣を着替えてるように
変化に富んでいるものの 中身の孤独は 変わらず存在していて
常に 個は 孤独な 存在に違いない・・・
でも 上質な衣装を まとい 孤独の醜態は見せず 凛として
姿勢の良い 孤独のボディで あり続けたいものだわ。