シャンソン歌手

シャンソンの好きな方 ようこそ !

マダムREI

2006年11月05日 00時37分37秒 | Weblog
EN FARANCAIS オン フランセ フランス語で
フランス語で歌うピアニスト井上裕基さんと私


生徒さんの発表会と 私のリサイタルは 同じ日です。
この三年間 525人入る 銀座ヤマハホールを一日借りて
お昼の部は 生徒さんの舞台 夜は 私の舞台というパターンで
毎年 秋を目指して 皆 一生懸命勉強し 発表します。
生徒さんは2曲 私は約40曲。
同じように 大変な一日です。生徒さんと同じように
同じ日に向かって 苦しみます。
実は 生徒さんも フランス語EN FRANCAISで歌います。

舞台で一人 大きなホールに立つ時
人間は 孤独です。 怖いです。
勇気と強い意思で自分を支えます。
自分以外の誰も助けてくれない中
日頃の 勉強の成果をあらわす時
真摯に 学んだ者だけに 神は微笑みます。

フランス人は よくPASSER LA LUMIEREスポットの光を越して
といいますが
大きな舞台で 遠い観客へ 光を越した向こうへ
感動を届かせるのは 至難です。

右能が 感情表現。 左能が 記憶力。
全身で呼吸をコントロールし
声という楽器をならしつつ 詩人の深い心のひだを
伝える・・・・シャンソン
この連休の三日間 私は受験生と同じくらい
眼鏡をかけて 酷い姿で 部屋に篭り
楽譜のなかで暮らします。

感性は 掘り下げる詩の中 曲の中から溢れるもので
楽譜の音と 詩を読めば読むほど
シャンソンの 色や景色や心が 見えてきます。
表現芸術は 奥が深い。
シャンソンも 奥が深い。ため息がでます。


シャンソニエ マダムREI

2006年11月05日 00時01分54秒 | Weblog
シャンソニエのJAZZ
品田郁子さんと 小泉たかしさんのJAZZ

ジャズ歌手の品田さんは 小泉さんと いつもコンビで
ライブをこなしているので お二人とも
水を得た魚のように のびのび 楽しそうで 素敵な演奏を披露
してくださいました。
ジャズは勿論 日本語ではなく 英語で歌うのでシャンソニエでは
どうかしら・・・とも思いましたけれど 品田さんの歌は
とても 上手くて 性格もお顔立ちも品のある美人で
人柄は優しくて 私のシャンソンのお客様も
とても楽しんでくださいました。

小泉たかしさんは 実は クラシック畑出身 8年も ジャズを
アメリカ バークリーで学んだとの事ですから
ジャズのコードとリズムを 弾いている時が 一番 幸せそうにみえます。
私は 小泉さんの伴奏の時は 「なんちゃってジャズ」の
ムードで 歌います。言葉は フランス語ですけれど。

ジャズと シャンソンの違いは
ジャズは リズム重視
シャンソンはポエム重視 ということです。

慟哭や 歓喜を表現するとき ジャズの場合
心の中の気持ちはずっしり 重くても 言葉の表現はあっさり。
シャンソンは 心の中と 言葉の詩の感情表現が一致。
クラシックは 音色の美しさが まず第一。音楽的規則が一杯
なので 透明感 品格 綺麗さが売り物です。

どれも みな 大好きな 私。
要するに 私は 聞くのも歌うのも
ジャンルのこだわりなく 音楽好きということです。