天候不順が続き、めっきり寒くなってしまいましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。我が家では柿がよく干しあがって、間もなく収穫の時を迎えます。
今回の実習は年末の献立という事で、年越しそばを中心に作りました。そばつゆから作り、海老の天ぷらが1本300円するという事で、それに代わるかき揚げ風の物も作ってみました。色が綺麗に仕上がり、味・色共に満足していただく事が出来ました。このそばつゆは、常温で3週間は大丈夫なものです。うどんのつゆにしたり、煮物の煮汁にも使えますので、大目に作って色々お使いいただくのが良いと思います。
向う付けは、以前から何とかならないかと思っておりました使った後の昆布です。昆布で出汁をとったり、湯豆腐にも使いますが、その後をどうしたらよいかと色々しているうちに、とうとう佃煮になりました。新しい昆布でもできますが、使い終わった昆布でお作りになってみて下さい。売られている昆布の佃煮に負けないものが出来ます。試食された皆さんも、割と簡単にでき、味も佃煮らしくなっていて美味しいと喜んで下さいました。
冬至になると、いとこ煮を召し上がる方が多いと思います。以前一度実習しましたがその時は、缶詰のあずきを使いました。今回は血糖値を余り上げないようにと思い、小豆の渋抜きもせず、やや薄味で煮ることに致しました。ふっくらと小豆が煮えて、カボチャの甘さとよく合い、ヘルシーな味わい深いいとこ煮になりました。もう一品は旬の春菊を使ったピーナツ和えです。和え物では胡麻和えが一般的ですが、やや酢の効いたピーナツ和えも美味しいものです。今回の年越しそばのかき揚げで油を使っていますので、この酢の味がさっぱりとよく合います。
久しぶりにスモークを行いました。今回は味のついている食品をただ燻すだけの物ですが、年越しそばを食べた後、お酒を飲みながら召し上がっていただくのに、作りやすいものがよいかと思い、簡単なものに致しました。本格的なスモークの設備が無くても出来ますので、大みそかの時間を有意義にお過ごし下さい。
次回の実習は、今までクリスマスや年末年始のご馳走は色々作りましたので、どうしようかと悩んでおります。
寒さが一段と厳しくなっていくと思われます。皆様お体を温める物を召し上がって、お元気でお過ごし下さい。