自然・宇宙・地球・旅から人生を顧みる

自然や宇宙、旅が好きな私のブログです。色々な体験など、日々の出来事について日記風に綴ってみます。

「めだかの学校」の指導

2011年10月30日 16時31分03秒 | インポート

 天気予報は芳しくなかった。それでもエリア天気予報では「午前中は曇りで、降水は0」となっていたので淡い期待をもって出かけた。「めだかの学校」はエコクラブである。環境問題など、幅広く活動している団体である。毎年、春と秋に一回ずつ、自然観察をテーマに指導を引き受けていた。今回のフィールドは仙酔島であり、当初は5月末の計画であったが台風で延期されていたものである。

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(小雨に煙る弁天島と仙酔島)

 活動の主たる目的は「海浜植物の不思議」をテーマに、彦浦の砂浜で“ハマヒルガオ”の地下茎を調べることである。9時50分に集合して、10時10分の渡船で島へ渡った。雨は断続的に降り続き、止みそうにはなかった。島側の待合室で開会行事をし、本日の内容説明をした。砂浜までは雑木林の遊歩道を通ったが。鬱蒼と茂る林の中では、傘はなくても良いようだった。コシダやウラジロなどのシダ植物の群落は、群落で枯れ始めていた。実が食べられる植物「イヌビワ」や「シャシャンボ」などの説明をしながら、彦浦へ着いた。11時ころだったので、12時まで活動させた。スコップや素手で砂浜を掘り、ハマヒルガオの地下茎を掘りだして調べていたが、その根の複雑さに閉口していたようである。最長のものは5m近かったが、海浜植物のしたたかさ(?)が少しは理解できたようである。

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 写真は親子で協力して砂浜を掘っている様子であるが、この会は親子参加で時に親子協働の活動も仕組んでいる。掘りながら、いろいろな気づきがあったようだ。

 12時を回ったので活動は中止し簡単なまとめの後、鞆公民館へ場所を移した。帰路は海岸沿いの遊歩道を通り途中で「ツメレンゲ」を観察させたが、丁度開花時期でもあり花は白い小花、また葉が赤く染まっていて綺麗であった。鞆消防署の裏手にある旧家の長屋門の瓦屋根でもツメレンゲは見られたが、葉がうす緑で仙酔島のものと比較すると、派手さで負けた。

 鞆公民館では昼食を摂り、2時間ほどまとめの活動をさせた。家族ごとのまとめた物を写真に記録して本日の活動は終わったが、天気に恵まれなかった分残念であった。でも、参加した子ども達は満足げだったが、今後も身の回りの自然に目を向ける人間に育って欲しいと思う。私も十分に楽しませてもらえ、充実感が味わえた。


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