1月 8日(土) 天気:晴れ 朝は冷たい 後 風なく暖かい 地図:前之庄
きょうは 夢前町の谷山に登ってきました。 山名は 分かりませんが 谷山は 二等三角点の点名です。
山と言うほどの山でもありません。 「点の記」を見て 糸田の柏森(かやもり)神社側から登りましたが
登山口が分からず 新年早々 ヤブコギとなりました。 Webを見ると yamayaだったか 北の棚原山
から尾根を歩いて 谷山へ。 さらに 置塩城跡へ歩いた記録があり 私も 置塩城跡へ歩かない訳に
はいきません。 置塩城跡から降りて 糸田へ戻る道路歩きのしんどいこと・・。 きょうも 結果オーライ
で いい日溜まりハイクができました。 本日のヤケ風呂は ”サンピア姫路ゆめさき”でした。
わ~さん! 置塩城跡は 「新・はりまハイキング」ではなく 『はりま歴史の山ハイキング』ですよー。
この前の「広報ひめじ」に ”ふるさと探訪233 姫路のええとこ見いつけた” があり 国指定史跡 置塩
城跡の記事が載っていて もう一度 行ってみようと思っていました。
≪ 追記 ≫ 2011.23
2011.3.19 やまあそさんが 谷山に登られ 山の名は 「南条山」 と言うそうです。
城山山頂周辺は 道がいろいろあり 地図では描き表わせません。 置塩城跡・案内図を参照してください。
朝 寒かったので 少し気温が上がるの待ち ゆっくり 8:21 出発。 国道2号線を東へ進み 夢前橋を
渡り 左折して 夢前川に沿って北へ向かいます。 御立で 県道67号線に入り 約5km北へ行き 宮置で
右折。 宮置橋を渡り 左折すると 正面に置塩城跡のある城山がそびえています。 置塩城跡 登山口を過
ぎ 下水工事中の脇を通り 柏森神社の入口へ。 車で神社の方へ行けますが 帰りに登らなくてはならな
いので 道路脇の空き地に車を停めました。 9:09 駐車。 家から 21.4km。 正面に谷山、城山が見
えますが 真正面から 日差しが照りつけ 写真では なにも写りません。 写真は 帰りに撮りました。
9:12 スタート。 すぐ先が 柏森神社です。 柏森神社は うら寂れた小さい神社ですが 置塩城を
羽柴秀吉に明け渡す際 赤松氏の守護神の一つが 分祀されたもので 社域は 城の からめ手の要地
にあり 背後に 本丸、二の丸、三の丸を望むことができます。 狛犬も かなり古そうです。 拝殿にあっ
た絵馬は 牛若丸と弁慶の戦い? 神社に お参りし 林道を進みます。
「点の記」にある 尾根への取り付きは分からず 通り過ぎたようです。 林道は 先へ延びていますが
右の沢の渡れそうな所で 尾根に取り付きました。 小さい谷に 道がありそうでしたが・・。 道のない
右のシダヤブ斜面を登ることになり 悪戦苦闘。 20分ほど格闘し 9:48 尾根に出ました。
車のラジオで 今朝の姫路は -2.5度と言っていましたが しっかり汗をかき 風もなく 暖かくなり
ました。 尾根は 雑木の小枝が張り出していますが 踏み跡があり それほど急でもなく 歩きやすい道?
です。 少し登ると 北が望め いい眺めです。 シダもありますが この程度のシダなら シダヤブ天国?
右の尾根に 三つのコブが並び 左から 本丸、二の丸、三の丸ピークでしょうか? すぐ近くなので カ
メラのワンショットには 収まりません。
岩の露出するところもありますが 概ね 落葉の歩きやすい地道です。 所々で 景色も見え
ます。 400mの尾根に登る辺りは 急斜面で 落葉が積もり ずるずる滑ります。
410mの尾根の先端に登り なだらかになると テレビアンテナの残骸が積んでありました。
途中 地面に黒いケーブルが埋まっていましたが・・。 ケーブルは 東へも延びています。
10:40 なだらかな420mピークに登りました。 手前の本丸側の鞍部へ降りる所には テープ
があり 道もありそうで 心配していましたが 間違えずに 降りられそうです。 右に窓があり 遠
くに 播磨灘が 赤く光っています。
10:54 二等三角点:谷山に到着。 なだらかな尾根道の途中にあります。 雑木に囲まれ 見晴ら
しはありませんが 少し 南へ寄ると 南西方向が覗け 下に 弧を描いて蛇行する夢前川が見えます。
三角点の東には 一段低い平坦地がありますが 見張り小屋でもあったのでしょうか? 山頂に10分
ほど居て 11:04 下山。 登ってきた西へ戻ります。 11:14 410m尾根に戻り 左の急斜面へ降
ります。 この急斜面には 不思議とテープがたくさんあり 赤いプラ杭もあります。 こんな所でも 歩く
人はいるようです。 滑らないよう 超慎重に降りたのですが 二度、三度・・。 正面に 本丸ピークを見な
がら 等高線10本を 17分で滑り降り 11:31 鞍部に降りました。
置塩城跡の本丸跡への70mの登りは 思ったより急では ありませんでした。 登った北尾根から
見ると すごく急に見えましたが・・。 後方に 谷山の尾根を見ながら登ります。 この登りにも テープ
が多くあり 赤い布は 大柿布だった?
本丸跡への最後の登りは 急でした。 掴めるものは ワラでもなんでも掴んで よじ登り 11:48
やっと 本丸跡に立つことが出来ました。 本丸跡は なにもない ただ広いだけの平坦地です。
周囲の木々の間から四方が望め 北に 夢前の街並みが見え 奥の山並みの左寄りの尖った山が
本にある明神山? 北東に さっき 歩いた谷山の尾根が見え 南に播磨灘が 光っていますが 家島は
かすんで 見えません。 大きくS字を描いて蛇行する夢前川の奥に見える山は 書写山でしょうか?
本丸跡を後にし 鞍部に降りると 台所跡。 平坦地の奥から 北が望めます。 ここは 石、岩が
ごろごろ転がっています。 先に 三の丸跡へ行きました。 奥に 平坦地が 段々畑のように並んでい
ますが これは 北曲輪群。
二の丸跡も平坦地があるだけ・・。 しまった! 庭園跡を見忘れた・・。 「広報ひめじ」に 二の丸
庭園跡の写真があったのに・・。 二の丸跡を降りたところに ”案内図”がありました。 確か わー
さんも行ったはずだし 私も二度と来ることはないでしょうから 大手門へ行きましょう。 本をよく
読めば 大手道は 一般には ほとんど通行不可な悪路 とあるのに・・。
この本は いい本ですよー。 こういうとが 丁寧・親切に書いてあります。
案内図のすぐ先が 南西曲輪群。 ここからの道は 本当に荒れていて 道があるのか ないの
か・・。 役に立たない道標が 所々にあり テープも あることはありますが・・・。 西曲輪群も地図
には表われない平坦地が 棚田のように続きます。 下の段に降りようとして 滑り込み セーフ!
道のない悪路、シダヤブに悪戦苦闘の末 12:46 大手門跡にたどり着きましたが 標識があ
るだけ・・。 雑草に埋もれる平坦地・・。 兵どもが 夢の跡・・ フウッー・・ 来るんじゃなかった・・。
道なき道を来たので ちゃんと帰れるのかな? なんとか 見覚えのある西曲輪群の平坦地まで
戻りました。 やれやれ・・ ここまで戻れば・・。 倒木に腰を降ろし 昼食にしました。
13:30 案内図に戻り 図を見ると 大石垣を見ていません。 また後戻り。 南西曲輪までバックし
て 左下へ降りると 石積みがありましたが 大石垣というほどのものではない・・。 長さ5mほど。
左が 展望台になっていて 南が望め 播磨灘に 男鹿島が 確認できます。
案内図の現在地に戻り 茶屋跡を見て 下へ降りると 男の人が一人・・。 しばらく 立ち話をしました。
この人は 松山から来た お城マニアのようで 連休を利用して ここへ来たそうで 楽しみにしていたとか。
明日は 白旗城へ行くそうです。 私は 城には 全く興味がない?ので 国宝のお城が 四つあることや
備中松山城が 一番高い所にあるお城で 白旗城は 南の野桑からの方が登りやすい 近々 近くの恒
屋城へ行くことなどを 詳しく お話しました。 しゃべりすぎて・・。 国宝・彦根城は しゃべったかな?
そうそう 大手門跡へ行ってもなにもないし 道が悪いので 行かない方がいいと ちゃんと伝えました。
男の人と別れて 南曲輪群を見てから降ります。 下山道は 六甲山系のように カチカチに踏み固
められていて よく滑ります。 つるっと滑ったとき 尾骶骨を打たないよう 反射的に 右手を付いたら
小指を打って 指がシビれ 感覚がなくなり 骨折? と思いましたが・・ 全治10分。
下山道は いい木漏れ日の道で 気持ち良く歩けます。 茶屋跡が 十八丁で 丁石を見ながら 走る
ように下り 14:15 登山口に降りました。
置塩城は 播磨国の守護職・赤松政則により 文明元年(1469)に築城。 五代目城主・赤松則房
が 中国攻めの羽柴秀吉の軍門に下り 天正八年(1580)に開城し 城破令により廃城となった。
城山山頂一帯の広大な山城跡は 中世城郭としては 播磨最大級の規模で 国指定の史跡です。
車に戻る前に 櫃蔵神社に寄りましたが ここにある由緒によると 置塩城を開城する際 城の守護
神は ここ櫃蔵神社と 糸田の柏森神社と 恒屋の櫃倉神社の三所に 分祀されたそうです。
恒屋の櫃倉神社は 棚原山へ登るとき行きましたが 近くの恒屋城跡は 行ったことがないので 近い
うちに登りましょう。 「広報ひめじ」に 史跡見学会が載っていたので その前に 行かないと・・。
夢前川に沿って てくてく歩いて 14:43 車に戻りました。 途中 川の向こうの中学校の上に見え
た山並は ゆめさきの森公園だった?
本日の行程は 9:12~14:43で 5時間半でした。
14:43 帰路につきます。 ここまで来たら サンピアに寄らないと・・。 県道の手前から 城山を
撮って 県道に出て 左折。 次の清水橋の信号で右折して 坂を登ると ”Newサンピア姫路ゆめさき”
です。 入浴料は 600円也。 汗を流し さっぱりとして 14:45 帰ります。
来た道を そのまま帰ります。 御立で 右折して 夢前川に沿って 走りますが この県道516号
線は 道幅が狭いので 走りたくない道です。 15:47 家に帰りました。
本日の走行距離は 往路:21.4km サンピアまで:5.4km 復路:18.1kmで 計44.9km。
このページも なんとか 10000字内に収めることができました。 フウッ・・・